訪問看護ステーションよつば

お問い合わせ

Instagram

よつばブログ


ここ最近はオミクロン株の流行で、またまた神経を尖らせる日々が続いています。手洗い、手指消毒、うがい、栄養、睡眠をスタッフにも徹底してもらっています。この一週間でスタッフのコロナワクチン3回目接種が終わりました。昨日接種が終わりまだ副反応を引きずっているスタッフもいます。みんな元気になったらその次は私の3回目接種です。スタッフの中でも副反応の出方が大きく違い、本当にけろっとしているスタッフもいるのです。私は2回目の時に「きっとなんともない」と思っていたらダウンしてしまったので3回目はお休みできる体勢をとって臨みます。感染予防やワクチン接種で気を揉む中、今日は利用者さんと散歩をしました。私の気晴らしになりました。寒くて風もありましたが、名古屋駅の方まで歩いて行って街やビル、空を眺めてきました。新幹線もみてきました。介助者のメンバーは私、スタッフの橋本、ヘルパーさんです。たいていこのメンバーです。今までは自宅を出発するまでの準備に時間がかかることもありましたが、今日はさ~っと準備ができて、散歩の時間を長くとることができました。準備の時の3人の動きに無駄がなかったです。「○○します」「○○お願いします」などなど、声を掛け合って3人が無駄なく動いていました。外出までに、利用者さんの吸引、車椅子移乗、ポジショニング、医療機器の運搬、防寒対策などやることがたくさんあります。外へ出てからも、車椅子を押す人、利用者さんと意思疎通する人、進む方向の段差に気を配る人など役割満載です。利用者さんとのコミュニケーション手段は「透明文字盤」です。写真のように、利用者さんが視線を向ける文字を読み取っています。文字を読み取るだけでなく「YES」「NO」の合図も読み、読み取った文字を忘れないようにインプットして文章になっていきます。散歩が終わって事務所に戻ってから、「散歩に行けてよかった」というメールを頂きました。「よかった」と思えることのお手伝いができて私達も「よかった」です。
別の利用者さんで訪問看護の時にパソコンをされる方がみえます。頸や体幹が弱く起こした身体を支えることができないので、ベッドのギャッジアップ機能を使って良い角度に起こして、頸のバランスを取って、パソコンの高さを調節して、いつでも吸引できるようにそばにいて・・・という支援をしています。ですが2週間ほど前からその方が腰を痛めてしまい、パソコン操作ができるくらいまで上体を起こすことができなくなりました。パソコンが出来なくても少しずつ起こす練習を続けていました。昨日、「パソコンしたい」と言われました。今まで通りの角度にはベッドを上げることができませんでしたが、パソコンの角度や枕の角度を調整してパソコン操作をする事ができました。病気とともに過ごしていると、少しずつ「できない」ことも増えてきます。なので「できる」ことを工夫と知恵を使って継続できるように努めています。
「よかった」ことや「できた」ことを共有できる時間が私たちのやり甲斐にもつながっています。そんな支援を続けていけたらいいなと思っています。