訪問看護ステーションよつば

お問い合わせ

Instagram

よつばブログ

先日の日曜日は母の日でした。毎年のことですが、うちの息子達には関係ないようです。改まって、感謝の言葉とかプレゼントとかなんて無いです。インスタをみると芸能人や私の友人も「#母の日」でたくさんの写真とその日のエピソードを載せています。まあまあ羨ましいです。今日、美容院へ行ったのですが美容師さんにも「母の日何かありましたか?」と聞かれました。うちのスタッフも、娘さんからプレゼントがあったようです。何も無いのはうちだけ?とも思ってしまいますが、期待もしてないので特段残念な気持ちもありません。何かあったらあったで嬉しいと思いますが。
助産師としてあるまじき言葉かもしれませんが、私はそれほど子どもが好きな方ではありませんでした。だから今でも子育ては上手ではないと思っています。ただ、自分が子どもを産んでからは「子どもが喜ぶこと」をしてあげることが「自分自身の喜び」になりました。子育てを経験してからは、自分の子どもではなくても、喜んでいる子どもがいると嬉しくなります。今日も仕事で3組の乳幼児と関わってきました。どの子もまだ言葉を話さない子ですが、ケラケラ笑ってくれたり、泣いてるところを抱き上げてパタッと泣き止んだりすると嬉しいです。
子ども達を遊びにつれて行ったり観たい映画を見に行ったりすることも喜んでくれますが、普段の生活の中でも充分喜んでくれます。さっきは次男(小6)三男(小3)が「抱っこして~」ときました。抱っこしてあげます。にこにこしてぎゅーっとつかまってきます。お小遣い目的のお手伝いですが、お手伝いしてくれたときに「ありがとね。助かったよ。」というと嬉しそうな顔をします。その逆で私を喜ばしてくれることもあります。「ママが適当だよって言ってつくるご飯、おいしいよ。」とか、「いつもお仕事お疲れ様」とか「ちょっと痩せた?」とか・・・。母の日の特別な言葉はありませんが、普段の関わりで満たされています。子育てでイライラしたり、困ったりしたとき、親としてどうしたらいいのかと悩んだりしたとき、いつも「子どもが喜ぶことを」とつぶやいています。こうして欲しい、ああして欲しい、こうなったらいいなど、いろいろな思いを持っているとそれが私を苦しめる事があるからです。最低限、子どもが元気で笑顔であれば良しとし、子育てのハードルをそれ以上上げないようにしてます。ハードルを上げたくもなりますが、我慢です。私にとって「子育て」=「我慢」です。来月は父の日ですね。父の日にはお父さんに何か・・・って子ども達が言ったら、私は我慢できないと思いますw。


今日の訪問は朝から夕方まで6件まわりました。そのうち4件は生後一ヶ月から中学生までの小児でした。「こどもの日」らしい訪問。赤ちゃんをお風呂にも入れます。助産師をしていた時は、新生児の当番になると朝からひたすら何人もお風呂に入れて、でもその後に母親教室などの仕事が待ってるからゆっくりなんてできなくて。今はそのお宅で赤ちゃんと喋りながらお風呂に入れて、全身の観察をして、ミルクの飲み具合をみて・・・などなど、赤ちゃんは可愛いのでそんな時間が癒やされます。赤ちゃんに兄弟がいると、その兄弟とも関わるので、その兄弟の年齢に応じた関わり方や遊びを即興で考えて遊んだりします。今日は祝日だったので、普段は顔を合わすことのない旦那さんともお会いしたりして、いつもと違う雰囲気もありました。普段、ご主人への愚痴を言っているお母さんでも、ご主人が横にぴったりくっついていたりして仲良しでした。訪問件数は普段より多くなりましたが、移動距離としては近かったので疲労もなく一日の仕事を終えました。
家に帰ってからは、「こどもの日」らしいことは何一つなく・・・。明日からの学校に備えて支度をさせるのに一苦労。訪問が何件あっても仕事をしている方が楽です。なんで言われないとやれないの?言ってもやらないの?と、家ではそんなのばかりです。こどもの日らしい食事も柏餅も菖蒲湯もありませんが、毎年兜は飾ります。うちは女の子がいないのでひな人形を飾ることはありませんが、たぶん兜を飾るのはひな人形を飾るよりもだいぶ楽だと思います。楽だから男の子で良かったと毎年思います。兜はその子のお守りなんだそうで、なのでうちは男の子三人にそれぞれ兜を持たせています。家の中に3つ兜を飾っています。写真の兜の色違いで三人分。できれば大人になって家から出て行くとき、兜を持って行って欲しいなと思っています。お守りとして。それまでは私が頑張って飾ります。あと10年くらいかな?と思っています。いつまでも私がこの家で飾ることがないようにと願っています。


新型コロナウイルスのワクチン接種が医療従事者から始まり、私たちスタッフも今週から接種しています。名古屋市では高齢者へのクーポンも配布され始めて、「区役所で予約ができる」という噂が広がり区役所には高齢者の長蛇の列ができてしまったそうです。私の父も高齢者なのでクーポンの配布があり、本人はその封を開けることなく私に一任です・・・。なので私も封筒の中にある説明書きを読みました。もちろんどこにも「区役所で予約」とは書かれていません。誰が言い出して、どうやって広まったのでしょう。ご高齢の方もLINEやメールをされるし、携帯電話も持っているので連絡ツールはあるけれど、そんなに早く広まるのものなのかと少し驚きました。また、それに対応する区役所や保健センターの方々、大変だったろうなと思います。これほどの混乱が起きるくらい、世間は新型コロナウイルスにもう一年以上振り回されています。私も、今回の予防接種を受けるにあたって周囲の情報に振り回されました。看護師仲間で、病院勤務の看護師さんも多いので実際の副反応がどうか聞いてみました。何ともなかった人や熱が出た人、初回でつらかった人、2回目でダウンした人・・・。テレビでも色々言われていますが、実際のところ自分やスタッフがどうなるかなんて接種してみないと結果はわかりません。色々考えていても仕方無いので、副反応が出るだろうという設定で接種日を決めて、接種翌日の勤務をお休みもしくは半日、半日でも勤務交代可能なスケジュールになるように調整しました。初めはそこまで考えていませんでしたが、周りの情報が耳に入るにつれてだんだん不安になったのです。とりあえず、スタッフの協力も有り、利用者さんに迷惑を掛けないように接種のスケジュールを組むことができたのでほっとしています。
明日から大型連休です。「訪問看護ステーションよつば」では休日も通常通り業務を行っています。連休はご家庭の都合もあると思うので、訪問の希望を伺いながら訪問にまわらせて頂きます。事業所を立ち上げるときに、休日の訪問をどうするのか、訪問するなら別料金を頂くのか、経営としてどうしたらいいのかと悩んでいました。その時に、一緒に立ち上げに関わったスタッフが「家族は休日でも介護を休めないよね。看護や介護にお休みはないよね。」みたいなことを言われました。医療や介護を必要とされる方は、休日だろうが平日だろうが同じ状態です。必要なものは休日でも必要。開所後初めての大型連休を前にして、利用者さんやご家族から「連休でも来てくれる?」「いつも通り来てくれるのは助かる」と言われ必要とされることに感謝とやり甲斐を感じます。個人的には、平日の車の運転よりも休日の運転の方が好きです。すいていて気持ちよく走れるので。
今年もステイホームのゴールデンウイークです。来年はどうでしょうか。どうなっていくか分かりませんが、今を大切に精一杯仕事をして、息子達との時間も大切にしていきたいと思います。


今日は小学校の懇談会でした。一年前の今頃は休校中で、新しく担任になった先生がどんな方かも分かりませんでした。子どもが三人いると、学校でお世話になる先生も増えてきて、またあの先生にお世話になるんだという年もありますが、今年度は一度もお世話になったことない先生が担任になられました。なので、仕事の合間で懇談会に参加してきました。
直接先生とお話をしたわけではありませんでしたが、どんな先生にお世話になるのか知っておくと安心します。私は学校行事には結構参加したい方なので、懇談会や授業参観は都合をつけて行くことが多いです。また、長男はちょっと手がかかったので、行事以外でも学校へ出向く事が非常に多く、いろいろな先生とお話する機会が多かったです。しかし、長男が卒業し昨年はコロナ禍で学校行事も激減し、小学校の先生方とお会いする事も減りました。今年度も同様に行事や参観日が少ないので学校に行く機会も少ないと思いますが、子ども達の学校での様子はやはり学校に行かないと分からないなと思っています。来月は規模を縮小した運動会があります。騎馬戦やリレーは無く少し寂しいですが、子ども達が頑張っているところをみられるので私も仕事を頑張ろうと思います。
このブログを書いている横で先ほど長男が質問をしてきました。「心の声って自分には音として聞こえるじゃん。それってどういう仕組みで聞こえるんだろう」と。全く質問の意味が理解できませんが、そんなふうに言うこともできず。私には自分の心の声は聞こえません。「思う」ことはしますが、それが「声」にはならないです。そしてその「声」が「音」として聞こえる。いったい長男はどんな世界を生きているのだろうと思います。「そういう仕組みって難しいよね」と答えました。長男の感性を私が潰してしまわないようにと思っています。


4月は私の好きな季節です。新年度で新たな気持ちになり、子ども達の兜を飾り、新たな出会いもあり、新しいドラマも始まって・・・。でもやっぱり今年の4月はちょっと違った感じです。仕事への緊張感が違います。雇われていた立場から人を雇って仕事をしていく立場となり、なんだが常に緊張している感じがあります。でも嫌な緊張ではないです。「管理者」の立場で色々とすべき事があったり、悩んだり道筋を立てないといけないことがあったりと実はあまり私の得意分野でないことが多いです。そんなことにぶち当たりながらも手探りでやっています。
管理者の仕事中で私が大切に思っていることは、利用者さんの声をきくこと、スタッフの声を聞くことです。利用者さんへの訪問は、スタッフほど多く行くことはできませんが定期的に訪問して、利用者さんやご家族のニーズが充足されているのか確認します。スタッフが作成する看護計画書も確認して看護師がどのような看護問題を挙げて実践に繋げているのかみています。看護は実践ですが、看護計画書はその実践の充足度と比例します。看護計画に具体性がないと実践にも看護問題への意識が薄かったりします。実践(訪問看護)と書類(看護計画)は別物ではありません。看護計画の作成で考えられないことは、実践の場でも考えられないからです。毎月初めにスタッフの作成した看護計画を確認して、具体性に欠けることや看護問題としてはズレていることにはチェックを入れてスタッフに返します。スタッフに考えるきっかけにして欲しいからです。
スタッフの声を聞くことも大切にしています。スタッフが抱えているかもしれないジレンマや困りごとをおしえて欲しいからです。それぞれの看護師が抱え込まず、一緒に考えていくことでより良い看護に繋げていきたいと考えています。ですが2月から訪問が少し忙しくなったこともあり、スタッフとの時間を充分にとることができていなかったと今は反省しています。私を含め、よつばの看護師は看護の仕事が好きです。看護師としての使命感や看護問題に対する知識や技術、経験も多く持っています。その力を最大限に発揮できるよう職場環境を整えていくことも私の仕事です。管理者としての力をつけていくことが今の私の課題です。頑張ります!!
私たちと一緒に働いてくださる看護師さんを募集しています!!!