訪問看護ステーションよつば

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訪問看護ステーションよつばでは、生後半年未満の子から小学生まで子ども達の訪問看護もさせて頂いています。利用者さんのうち約5割が小児です。小児看護は特殊な一面もありますが、その子の成長発達を見ていくことができるのは大変嬉しいことです。私が一番長く関わっている子は4歳の子です。よつばを立ち上げる前からみていた子で、生後半年くらいの頃から関わっています。初めは鼻から胃へチューブを通して栄養を入れていましたが、経口摂取の練習を重ねチューブを離脱しました。季節が変わる数ヶ月毎に体調を崩し、そのたびに経管栄養に戻り、吸引をし、酸素投与が必要になり入院もしました。今では少しの風邪で食べられなくなる事も無く、自分で回復していく力をつけています。ほぼ毎日、看護師やリハビリが訪問していたけれど、成長するにつれて療育センターやデイサービスに通うようになり訪問もぐっと減りました。今は1回/月は定期的に訪問させてもらい、あとは体調変化があった時に臨時で訪問しています。緊急訪問もよくありましたが、最近はそれも無くなりました。生活の場所が広がり、昼間はデイサービスで過ごす時間が長くなっています。お母さんも働きに出ています。デイサービスでは子ども達が集まるので、子ども通しの関わりの中で成長していくことが期待できます。家の中で大人だけに囲まれて生活してるよりもメリットは大きいと考えています。「子どもは子どもの中で育つ」と思うのです。今、保育園選びに苦労されている方もみえます。選べるならまだ良いですが、少しでも障害があると受け入れてもらえない所も多くあります。また、兄弟と同じ保育園にと考えると更に難しくなります。「障害があるのになぜ預けるのか」など、そもそも家から出すことを否定する言葉をかける方もみえます。家の外に出て、生活の幅が広がることは成長の幅も広がります。名古屋市は違いますが、別の市では保育園や学校に訪問看護師が出向く事を認めているところもあります。障害児を受け入れる園には看護師が配置されていますが、それだけでは不十分です。園側の不安も大きいと思います。訪問看護師も関わっていくことで、他職種で協力して子どもが社会に出ることを応援していけるシステムができるといいのになと思います。そういうシステムを作ろうと頑張ってみえる訪問看護師さんもみえます。
我が家の子ども達は・・・。長男は3回/週程しか中学校に行っていませんが、卒業後の進路は決めていて週末に専修学校の面接を受けてきました。保護者も同伴だったので私も慣れないスーツを着て行ってきました。合格して欲しいです。次男は、「髪の毛以外の毛はいらない」と言って美意識高く頑張っています。三男は毎日「また夏休みになってほしいなぁ。」と言いながら毎日学校に通っています。学校が始まると、またコロナが増えるのではないかと心配していましたが、今のところ周囲でその様子はありません。もう少し落ち着いたら、よつばの3年目を祝してみんなで美味しいものを食べにいきたいなと思っています。