訪問看護ステーションよつば

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今日の中日新聞朝刊の生活面の記事です。難病指定されているALSの方と、ALSの方の訪問診療に関わっている医師の記事が掲載されています。
京都の事件後、インターネット上で「安楽死の合法化」「自分がそのような病気になったら生きていたいと思わない」「死ぬ権利があっても良い」「そのような病気でも前向きになれるのは恵まれているから」など、事件を肯定する意見が多かったことには残念な気持ちになりました。同時に私たちサポートする側の力不足も原因なのではないかと思っています。
ALSに限らず、現在の医療では治せない病気は数多くあります。それでもその病気と共に「生きていく」と思えるようなサポートをしていきたいと私は思っています。その上で大切なのは知識や技術だけではなく、記事の中の飯島さんがおっしゃっているように「一人の人間として扱い、寄り添うこと」だと思います。では「寄り添う」とは?朝から自問自答が始まりました。
新聞とにらめっこしながら難しい顔をしている私の横を、小学生の子供たちが「あ~、行きたくないなぁ学校・・・」と言いながら過ぎ去りました。この子たちにも私は寄り添っているのか?少し考えさせられる朝の時間でした。