訪問看護ステーションよつば

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今日は暖かい日でした。あちらこちらで梅の花が咲いているのでもう春を感じます。高校はもう卒業式が終わり、名古屋市立の中学校は明日卒業式のようです。小学校は再来週です。我が家は今年、次男の小学校卒業があります。中学の制服等も買い揃えて何となく準備ができてきました。2学年上に長男がいるので二人目の中学入学ですが、長男は自由登校(3日/週程数時間登校)しており、学校行事にも参加していないので私にはまったく中学校の生活がみえていません。なので、初めて子供を中学校に行かせるような気持で新鮮です。大きく育って欲しいなあと思っています。一年生の時からお兄ちゃんと一緒に学校に行っていた三男は、「一人で学校にいくのかあ~」とぼやいています。我が家は小学生があと一人となり、赤ちゃん時代の子育てを懐かしく思います。
昨日、利用者さんのお宅で話をしていたとき、ご本人が「病気の進行がとまって欲しい」と言いました。進行性の病気で治療法も今のところはありません。最近ADL(日常生活動作)が低下して手助けがなければ生活できない状態となっています。そんな中、本人や家族、先生と今後の支援の在り方や、もしものことを話していた時に出た言葉です。私たちは今後のことを見据えていますが、ご本人はまだそれができません。「そんなにせっかちになるな」とも言われました。私たちが今後の方向性を決めたいと思うのは、もし急変したときにどこまでの処置をするかを決めておかないと、急変時にどのように動けばいいのかわからなくなるからです。また、本人の意にそぐわない治療をされてしまうかもしれないということもあります。私たちが支援に入り始めたときに、もう意思が決まっている方もいればそうでない方もみえます。本人の意思は決まっていても家族は違う考えをもっていて方向性が決まらないということもあります。逆に、本人・家族で意思統一ができていて病状が進行しようがブレない方もみえます。そういう方でもやはり、何年もその病気と生活してきたという歴史があります。その中で決められたという過程があるんだと思います。病気の受け入れやその先の治療の選択については「時間」が必要だと思います。ただ、時間が流れていくだけでなく、心の葛藤や不安、希望などの気持ちに寄り添い「自分で決める」ことができるよう支えたいと思っています。私たちも方向性が決まらないことへの不安、もしもの時のことを考えると・・・と焦る気持ちがあるのも確かです。「意思決定への支援」、大変難しいと感じる日でした。
写真は近くの神社に咲いている梅です。毎日通る道ですが、昨日までこんなに咲いていなかったように思います。