訪問看護ステーションよつば

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朝窓を開けるとまだ蝉が元気よく鳴いています。まだまだ夏なんだなあと感じます。外も暑いし車も暑いし、まだそんな日々が続きそうですが、スタッフも私も元気にお仕事ができています。
7月から今月にかけて新規の利用者さんが増えて忙しい毎日ですが、それ以外でも今までと違う忙しさというか、ザワザワ感があります。夜間に緊急用の携帯が鳴ることが増えています。しかも、契約している利用者さんからではなく全く知らない方からです。内容は全てコロナ陽性者家族について心配があるから。80代の高齢者の方の家族(息子さん・娘さん)からだったり、離れて暮らす妊婦の奥さんがコロナでどうもできないといった内容だったりです。たぶん、ネットで色々調べられて、看護師さんにみてもらえないかということで片っ端から電話をかけられているのだと思います。妊婦さんに関しては、救急車もよばれたそうですが、搬送とはならず自宅待機となったようで病院に受診もできず高熱で動けないといった内容でした。初診でも往診してくれるお医者さんがあることをお伝えして電話をきりました。今はそんなお医者さんの需要が高くすぐには来てくれなかったり、優先度が低いと来てもらうことも難しいですが、その日のうちにみて貰えたようで、内服を処方してもらいつらい時期を乗り切ったと後日連絡がありほっとしました。高齢の方に関しては、昼間に医師の診察を受けているとか、かかりつけ医がいるけれど夜になって状態が悪いように感じ、訪問看護をして欲しいという連絡でした。「訪問看護」は原則として契約のうえで実施されます。また、「医師の指示書」が必要になります。なので、制度上このような方に訪問に行く事はできません。ですが、電話の向こうで不安が大きく困っている様子が分かるので、電話を切ることもできず、陽性の方の状況をうかがいます。すぐに救急車を呼ばなくてはいけない状況の方はみえませんでしたが、今が悪化のピークかなと思える方はいて、回復出来るか更に悪化してしまうか判断がつかない方もいました。どんな状況だと救急要請が必要か説明し一晩を過ごしてもらい翌朝また状況をうかがうと少し回復している様子でした。それ以降電話は無いので大丈夫だったかな、回復したかなと思っています。毎日毎日、多くの自宅療養者やその家族が不安の中過ごされている状況です。今回の流行は、今までに無い雰囲気を感じます。ですが、私たち訪問看護師は感染防止策を取りながら、在宅でケアが必要な方々をまわっています。手袋、マスク、フェイスシールドを付けている事が感染対策ではなく、それらをウイルスの暴露を防ぐために正しく使用して適切な方法で処理できているかが大切です。目に見えない相手なので不安もあるのですが、このコロナ禍に負けず頑張っていきます。
写真は、先週夏休みを頂いて子ども達とキャンプに行ってきた時の写真です。お母さん業頑張ってきました!