訪問看護ステーションよつば

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つい最近まで冷房をつけていたのに、一気に気温がさがり、換気するのに窓を開けると寒さを感じるくらいです。気温の変化が激しいせいなのか、体調を崩される利用者さんもみえます。私もスタッフも利用者さんも、体調管理に気を配りたいと思います。
8年前に電動のママチャリを購入しました。前後に子どもを乗せる椅子があり、3人乗りできる自転車です。また、前には荷物を乗せるカゴもありまあまあの「大型車」です。三男が小学生になった3年ほど前からは子どもを乗せることはなくなり、買い物ももっぱら車なのでマンションの駐輪場に置いたままでした。
当時は前に三男、後ろに長男を乗せて、私の座っているサドルに次男も座らせて4人乗りもありました。4人乗りは違反ですね・・・。車を持っていなかった時期もあったので、保育園のお送り迎えだけでなく、買い物や動物園にもママチャリで行きました。「電動」でなければ子ども全員連れて行く事なんてできませんでした。
マンションの駐輪場で場所も取るし、汚れていくし、もう一台普通の自転車を持っているのでそろそろ処分しようかなと思っていました。ですが、そんなママチャリを乗ってくださるという方がみえて、お譲りする事になりました。たぶん一度も磨いた事はなかったけれど、しっかりお掃除してメンテナンスして、自転車屋さんにも「これでまた乗れますよ~」と言ってもらい、今日お別れとなりました。我が家の子育ての「足」となってくれていた自転車。毎朝大急ぎで自転車を出して、「今日は歩いて行く!」という息子を説得もしくは怒鳴りつけて自転車に乗せ、電気の力を借りながらスイスイ自転車漕いで保育園まで行っていた日々が懐かしく感じます。あの時は、永遠に続く日々のような感じがしていましたが、気づけばいつの間にかそんな日々は終わっていました。また違う場所で頑張ってくれる電動ママチャリ。とりあえず我が家ではお疲れ様でした。
上の写真は、来月23日にオンラインで行われる「自分をプレゼン」の紹介です。神経難病であるALSの患者さんが自分の事、病気の事をお話してくださいます。よつばで支援している利用者さんも参加されるので、今頑張って資料作りをされています。写真撮影などはお手伝いさせて頂いていますが、ほとんどその方の両足で準備されます。
全国でALSの方は約一万人みえます。私は訪問看護に携わるようになったこの数年で約20人のALSの方の支援に入ってきました。一人一人病状の進行や症状が異なり、支援する事も人それぞれです。テレビドラマや映画で時々ALSのことが題材になっていることがありますが、現実とは違うなと思うことも多くあります。仕事でALSの方と関わっていても、その方の歴史や思い、本心に触れることはなかなか難しいことです。今回、ALSの方々が自分の事をお話ししてくださることで「ALSと共に生きていく」ことがどういう事なのか、私やスタッフも学びたいと思います。