訪問看護ステーションよつば

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よつばブログ

行ってきました!雪のある場所へ行って雪だるまを作るという子ども達の希望をきいて。富山県まで行ったのですが、なんと雪が無くしかも雨降り。戻って奥飛騨のあたりは雪がありました。ですが割と暖かい日で水っぽさの多い雪。雪だるまを作れる雪ではなく、子ども達は雪とたわむれて遊んでいました。まるで犬でした。また来年かなー。雪だるまは。素敵な雪だるまを作ってここにアップしたかったのですが・・・。
がらっと話は変わって、先日友人と話していたときに私の仕事の内容を聞かれました。その人は医療従事者ではありません。よつばはALSを含めた神経難病の方が何名かみえて人工呼吸器を使用している方もみえます。そんな話をしていたら、「なんで日本は安楽死を認めないの?選べるべきじゃない?」と言われました。ALSの話をすると必ず出てくる「安楽死」という言葉。安楽死に関しては法整備も必要ですしとても難しいことだと思っています。利用者さんの中には人工呼吸器を使われている方、人工呼吸器をつけない選択をされた方の両方みえます。そういう方々を間近で見てきて「安楽死が出来たら良いのに」と思った事がありません。苦痛や苦悩がありながらも一生懸命「生きている」ことが感じられるからでしょうか。「そろそろお迎えくるわ」とか「もうお陀仏だ」とか言われる方もみえますが、だからって「死にたい」ようにはみえません。生きています。私もみんな、「死」に向かって生きています。そんな生きる過程を支えることが私の仕事だと思っています。そんな感じで友人に話をすると「安楽死反対派なのね」と言われました。カチン!!私の考えが絶対正しいとも思いませんが、単純に賛成とか反対で決められることでもないと思います。間近でALSの方々をみてきても、その方達の思いを100%分かっているわけでもありません。私の考えが楽観的なのかもしれません。でも「ALSは安楽死に値する」というならば、ALSのことを学び、ALSとともに生活している方々のことを知る必要があると思います。
私の母が癌の痛みで苦しみ、死期が近づいているとわかっていたころ「まだ死んで欲しくない、生きて欲しい」という思いと「死んで楽になって欲しい」という気持ちがありました。この時のよう相反する気持ちを持つということもあります。母本人はどういう気持ちでいたのか分かりませんが。だから一概に「反対」とか「賛成」で決められないなと思うのです。友人とは別の話に切り替えて、平和的にお話し終了としました。
明日、私はお休みです。新人スタッフの沼田さんが独り立ちできてきているので、私がお休みできます。感謝。感謝。このブログでも何度か登場した私の祖父が100歳で旅立ちました。3ヶ月ほど前に会いに行きましたが、会っておいて良かったと思いました。明日はお別れに行ってきます。