訪問看護ステーションよつば

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昨日、区内で訪問診療のみを行っている先生とお話をさせて頂きました。お若い先生ですが、お一人で診療にまわられているそうです。4月からの開業で今では100人ほどの患者様をみられてると。私はいわゆる営業に伺ったわけですが、先生とお話していてパワーを頂いてきました。この地域でこんなに精力的に頑張っている先生がいるのだなと。私もきっと、もっともっと頑張れる!と。先生と一緒にお仕事ができる日が近い未来にあるといいなと思いながら帰ってきました。
そして昨日の中日新聞に、米原市で訪問診療をされている先生の記事が掲載されていました。「新型コロナウイルスの感染対策として面会制限を設ける病院もある今、最期を一緒に過ごしたいという患者と家族の願いをかなえるのは難しくなっていて、在宅みとりの必要性は増している。」と仰っています。
本当にそうですね。営業で病院へも伺っていますが、どこも「面会禁止」となっています。入院して、家族にも友人にも会えずに病院で過ごすってとても心細いのではないでしょうか。面会がないことで、高齢者においては時間や場所、どうして病院にいるか分からなくなる「せん妄」の状態に陥りやすくなるのは必至です。
ちょうど昨日、点滴や吸引が必要な状態ですがご自宅に戻りたいというご家族からの訪問依頼がありました。なんとかおうちで過ごしてもらいたいなと思いますし、それを支えるご家族の力にもなりたいと思います。もちろん引き受けました!
よく、「この仕事はボランティアではないよ!」と言われます。たぶん、仕事の線引きをしないとだめってことなんだと思います。「感情労働」とも言われる看護師の仕事。私は、もちろんボランティアとは思っていませんが、「ボランティア精神」は必要だと思っています。「力になりたい」「なんとかしてあげたい」「苦しみをとってあげたい」などなど。そういう思いがないと、「寄り添う」ってできないんじゃないかなって。
そんな思いで、新しいお仕事をスタッフと共に頑張っていこうと思っています。