訪問看護ステーションよつば

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現在、訪問看護に入っているご利用者様の中に血尿がでている方がみえます。字のごとく、おしっこに血がでている状態です。看護師3人でこの方の訪問を行っていますが、この血尿の経過をどのように追っていくのか。血尿があるか、ないかではなく、血尿の状況が良くなっているのか悪くなっているのか。この「経過」を適切にみていくことが大切です。経過が良い方へ向かっているのか、悪化しているのかがわからないと、医師への報告もできないからです。「真っ赤なおしっこです」と「鮮血が出ています」は同じ状況をいっているのか?「昨日もけっこう赤かったよ」や「前よりは薄くなってると思う」という報告を受けて次に自分が確認したとき、その血尿は前日よりも良いのか悪いのか?これがわからないと、異常時に医師へ報告するタイミングを誤ってしまうことがあります。訪問看護では、その時々の状態観察をしておしまいではなく、「経過」を把握することがとても大切だと思います。血尿の場合、「血尿スケール」というものを使用します。5段階のスケールで色が決められていて、一番近い色でスケールを判断します。「昨日は血尿スケール2だったけれど今日は3です。」という報告はその一言で悪化しているとわかります。痛みに対しても「ペインスケール」というものが使用されます。0が全く痛くない状態で10が我慢できないくらいの最強の痛みです。「ペインスケール8で鎮痛剤を内服しました。その後ペインスケール2になりました。」であれば、鎮痛剤効いてるな、自制内の痛みに抑えられてられているなと判断ができます。
いきなり小難しい話ですみません・・・。何が言いたいかというと、私たち看護師は訪問看護中のその時だけをみているわけではないですよ、経過をみてますよということです。体の状態だけでなく、表情や言葉から「少し元気になってきたな」とか「病気のこと受け入れてきてるのかな」とか心の経過も。またそれらを訪問看護記録に残してスタッフ間で共有します。訪問看護ステーションよつばでは電子カルテを使っています。電子カルテは紙カルテよりコストがかかりますが、電子カルテにして良かったと思っています。スタッフが訪問した利用者様の記録をタブレットで確認できるので、わざわざ事務所に戻って記録をみたり、業務時間が終わってからスタッフにLINEしたりして「○○さんどうだった?」なんて聞かなくてもいいからです。逆に、私が訪問した利用者さんのこともスタッフが確認していて、電子カルテ内で反応をくれます。リアルタイムで情報共有できる。他のスタッフもきっちり読んでくれるから、わかりやすい記録にしようと努める。「経過」を「記録」に残す。このままいくと、今度は「記録」って大切って話がしたくなるので、今日はこの辺にしておきます。
話が変わりますが、今報道ステーションをみています。今日は富川アナウンサー。私、富川アナウンサー好きなんですよねえ~。かっこいいから。でも、新型コロナに罹患したとき、バッシングを受けたり、復帰したときに生放送で罹患について謝罪したりしていました。責められているのを見て私の気持ちも暗くなりました。人って完璧じゃないから、ミスや間違いをしてしまうと思います。私も。しかもミスに気づいていなくて周りがそっとフォローしてくれることもあります。ありがとうございます。週末です。少し子ども達と過ごす時間を作ろうと思います!