訪問看護ステーションよつば

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新型コロナウイルスの第三波と呼ばれる流行のまっただ中です。今がピークなのか、これ以上のピークがくるのか、自分やスタッフが感染するのかなどなど考えてみますが先のことはわかりません。ただ、感染防止のための行動を継続していくことが重要だと思っています。
私が病院勤務の時、耐性菌が院内感染したことがありました。職員の手を介して患者さんに伝播されました。それまでも感染対策委員が中心となって、感染対策の教育から実践まで取り組んでいましたが、実際に院内感染が起こってからの感染予防に対する行動は変わりました。患者さんに伝播させたことの責任、院内感染は私たちの行動で防げることを痛感し「一行為一手指消毒」が徹底されました。数多く手指消毒していれば良いわけではなく、「適切なタイミング」での手指消毒を教育されました。「感染予防の5つのタイミング」です。「患者に触れる前」「清潔・無菌操作の前」「体液に暴露された可能性のある場合」「患者に触れた後」「患者周辺の物品に触れた後」の5つです。自分も患者さんも双方が何らかの菌やウイルスを持っているという前提でこのタイミングで手指消毒を行います。今月初めのスタッフカンファレンスでも、このことについてスタッフに再度確認をしました。
しかし、新型コロナウイルスに関しては、職場のみならず私生活においても感染防止策をとって行かなければなりません。私たちも生活しなければならないし、娯楽も求めます。買い物に行ったり、友人に会ったりすることもあります。集団行動をとっている子ども達とも生活しています。基本は3密を避けること、マスクを着用しうがい手洗いの適切なタイミングでの励行です。これらを前提としていますが、もしもそれでもスタッフが感染した場合を想定しその後のことを考えています。スタッフが感染したら2週間の事業所の休止が求められます。もし、スタッフ間で感染が伝播すれば、それ以上の休止となるでしょう。医療依存度なども加味して利用者さんそれぞれで想定している対応は異なりますが、いざという時にすぐに対応できるよう具体策を作っている過程です。その対応の中には、他の事業所への応援要請も含まれています。でも、その時になってみないと他の事業所がその時対応できるかもわかりません。具体策を考えながらも、やはりコロナが収束してくれることを願わずにはいられません。ということで写真の御朱印です。御朱印は先月のものですが、先日も参拝してきました。「アマビエ様~、どうかコロナが収束して安心できる生活ができますように」と。神頼み、感染防止策の徹底、感染を想定した具体策でなんとか乗り切りたいです。
今日、本当は「他職種連携」の話題を書こうと思っていましたが、コロナのことになってしまいした。中日新聞の朝刊に薬剤師さんとの連携の話が掲載されていました。患者さんの利益につながる連携がとれている事例です。私たちも「連携」と言いながら利用者さんの利益につながる連携が取れていないことがあります。今その課題に直面しており、具体的に動いていく道筋を立てたいなと思っています。明日スタッフ間でも意見を出し合う時間を作り、今抱えている問題を少しずつ小さくしていきたいなと思っています。