訪問看護ステーションよつば

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つい先日、急に身体の調子が悪くなり寝込みました。寝不足が続いていた中、ふとできた丸一日のお休みの早朝(夜中3時)に出発して伊勢神宮へ行ったのです。そんな無茶(後から無茶だったと思う・・・)をしたので身体がおかしくなったようです。午前5時の参拝開始とともに伊勢神宮のあの橋を渡るのです。真っ暗でポツポツと灯りがともっている程度の中、じゃりじゃりと踏んでいく音をきくと「今年もここへ来られたな」と思うのです。コロナ禍前は親や姉妹で毎年参拝に行っていましたが、お正月の昼間とあって大変な人混みでした。コロナ禍をきっかけに親、姉妹とは別々に早朝に行くようになり今年で数回目です。参拝して、近くの松屋で朝定食を食べ観光して帰るプランでしたが、段々調子が悪くなり、やっとの思いで帰宅したのは夜10時。一晩寝て翌日からは復活できました。また一つ歳をとるので無理は禁物と胸に刻みました。
先週、利用者さんとその家族と話し込んだ事がありました。看護師のふとした一言を大変気にしておられたのです。看護師の一言をどんなふうに感じてどうとらえたのか話してくださいました。訪問看護の場では、利用者さんとその家族とお話する時間が多くあります。おおよそ一時間の訪問時間の中でケアをしながら口も動いています。そんな時間の流れが私は好きですが、看護師の発する言葉を敏感に感じ取り気にとめてしまうこともあるのだと改めて思いました。その方はそのように感じたんだと言ってくれましたが、中には心にとめている方もおられるのだと思います。人と人との関わりの中で、そういうことはつきものかも知れませんが、看護師の発する言葉に重みがあることは忘れてはいけないなと思いました。
もう一つ、今日は中川区の委員会に出席してきました。「もしバナカード」って聞いたことありますか?ACP(人生会議)によく使われるツールで、ゲーム感覚で自分が大切にしたいことを言葉にしていけるよう工夫されたものです。今日は看護師さんやケアマネさんと実際にもしバナカードをつかってちょっとした人生会議をしてきました。それをする中で私が感じたのは、私自身は自分自身に起こりうる癌の痛みや不安を取り除いて欲しいというよりも、残される子ども達にこの現状(余命半年という設定)をどう伝えるか、子ども達とどう過ごすか、お金の事をきちんとしておくなど、子ども関連のことがやはり優先順位としてあがりました。そんな子ども達の日常の話題といえば、「ご飯」「お風呂」「お小遣い」のことがほとんどですが元気にいてくれることが一番嬉しいです。今年もスキーにいきました。昨年は転んで肋骨骨折をしたので今年は無茶をしない滑りで無事に帰ってきました。