訪問看護ステーションよつば

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暑い日も多くなり、いよいよ夏が目の前まできている感じがします。訪問看護ステーションよつばは昨年9月の開所なので夏を経験するのは初めてです。今年は梅雨入りが早いので明けるのも早いでしょう。梅雨明けのギラギラした暑さがもうすぐでしょうか。今年の夏は長くなるかもしれません。訪問看護の仕事はもちろん屋内でするのでいいのですが、しっかり働いた後に高温になっている車に乗り込んで移動します。軽自動車なのでなんとなくエアコンが効いてくるのに時間を要す気もします。私たちは30分以内の移動時間で訪問にまわっているので、エアコンが効く前に次の訪問先に到着して、また仕事をはじめます。あまり風邪をひくこともない私ですが、訪問看護の仕事についた初めての夏、移動中に体調が悪くなって動けなくなりました。病院に連れていってもらうと「熱中症」の診断で点滴をしました。言われるまで熱中症になっているなんて全く気がつきませんでした。もともとあまり水分を取る方ではなかったので、暑くても飲まなくて平気でした。ですが、「平気」ではなかったのだと学びました。それ以降、喉が渇かなくてもよく水分をとるようになりました。それでも忙しいと忘れてしまい、頭痛やぼーっとした感じに襲われることがあり「熱中症になりそう!!」と思って塩分や水分を取るようにしています。またあの暑い日々のなか、車を走らせると思うと心配です。
スタッフにいつも事務所のおやつを買ってきてもらうのですが、先日塩分タブレットを購入してくれていました。さすが、先読みできてます。冷蔵庫の飲み物も、無くなる前に必ず用意してくれて冷やしてあります。助かります。あと、制服もリニューアルしました。デザインや素材でスタッフと悩みましたが、暑い日に試着もしてみて決まりました。ポリエステル素材のユニフォームが多いですがポリは暑いです。綿が入っていると全然違います。なので、もうリニューアルしたユニフォームで動いています。
梅雨明けが早いと夏が長くなります。長い夏をスタッフみんなが体調を崩すことなく訪問にまわれるよう、体調管理に気をつけていきます。利用者さんも家の中にいても室温が高かったり、汗をじっとりかいていても気がつかなかったり、尿がいつもより濃いなと感じることもあります。体調を崩さないように夏を乗り切ってほしいので、私たちも注意深く観察させて頂きます。
利用者さんもスタッフも元気に夏を過ごせますように。近々また、熱田神宮にお参りに行ってきます。最近参拝に行けてないので・・・。


先日、小学校の運動会がありました。通常は一日かけて行っていた運動会ですが、競技を絞って2時間の運動会です。短距離走と創作ダンスのみでした。目の前で頑張る次男・三男をみながら長男のことを思い出しました。長男は気持ちのスイッチが何らかのきっかけでOFFになると、運動会から消えました。そして、運動会中に担任の先生からいなくなったと声をかけられて、家に帰った?と思い校外に出て探したり先生も探してくれたりしました。誰もいない体育館でみつかって、なんとか出てきても種目には参加せず。リレー選手だったのに、走るのか走らないのか明確にせず、補欠の選手の子をやきもきさせました。毎年何らかのトラブルがおきるため、運動会を見に行くのがとても不安でした。見に行っても参加しないことがあったり、怒り出してしまうことがあったりしたのでそわそわしていました。なので下の子の競技も集中してみることができませんでした。長男は中学生になったので、下二人だけの運動会でしたが、そんなことを思い出しながら安心してみられる幸せを感じました。
そんな長男は、なかなか学校に行きません。なんとか連れて行こうとしつこく説得し、引っ張って行ったこともありましたがその場限りです。毎日先生から電話がかかってきて、本人はそれには応じています。先生が迎えにくると行くこともあれば行かないこともあり。家で教科書をみながらワークの問題に取り組みますが、自分の好きな教科(社会)のみです。病院の先生や学校の先生、カウンセラーさんなどいろいろな方が長男に関わってくれていますが、私は何を目標にしたら良いかわかりません。「学校に行くこと」だけが目標ではないことはわかります。本当は、本人が身近なところから目標を作ってそれに向かって行動する事が望ましいと思うのですが、その手助けをしているつもりでも成果は出ず。とりあえず、家の外に出て欲しいなと思うのです。そんな毎日ですが、①朝起こす②夜寝かす③いつでも学校に行けるようにお弁当は用意する の3つを母は実行中です。そして不安ばかり持たずに④「きっと大丈夫」と思うようにする。④は自分を落ち着かせるおまじないのようなものですが・・・。
訪問看護ステーションよつばの利用者さんの半分は生後一ヶ月から中学生の小児です。障害や疾患をもっているので「看護」として関わりますか、「子育て」ということからは切り離せません。体重や授乳量、尿量、便の回数など、客観的なことで評価していく視点は必要ですが、数字ばかり追っていると「家庭の中で育つ」ことを忘れがちです。身体を大きくするのはミルクや食事だと思いますが、親の子への関わりが一番必要だと思います。お母さんやお父さんが前向きな気持ちでミルクや食事を与えることができるか、子どもが要求したときに抱っこや遊びができるか、悲観的になる日もあるけれど、笑って抱きしめてあげられるか。どれだけ飲んだ、どれだけ増えたよりも、成長を感じそれが喜びになり、また頑張れるということが大切かなと思います。各家庭で子育ては様々です。その家庭での育ち方があります。訪問看護ではそれを邪魔しないで関わっていくことを意識しています。我が家の子育ても私なりの子育てです。細かい事を言えば色々ありますが、みんな元気に過ごしているのでとりあえず良しとしています。


先日の日曜日は母の日でした。毎年のことですが、うちの息子達には関係ないようです。改まって、感謝の言葉とかプレゼントとかなんて無いです。インスタをみると芸能人や私の友人も「#母の日」でたくさんの写真とその日のエピソードを載せています。まあまあ羨ましいです。今日、美容院へ行ったのですが美容師さんにも「母の日何かありましたか?」と聞かれました。うちのスタッフも、娘さんからプレゼントがあったようです。何も無いのはうちだけ?とも思ってしまいますが、期待もしてないので特段残念な気持ちもありません。何かあったらあったで嬉しいと思いますが。
助産師としてあるまじき言葉かもしれませんが、私はそれほど子どもが好きな方ではありませんでした。だから今でも子育ては上手ではないと思っています。ただ、自分が子どもを産んでからは「子どもが喜ぶこと」をしてあげることが「自分自身の喜び」になりました。子育てを経験してからは、自分の子どもではなくても、喜んでいる子どもがいると嬉しくなります。今日も仕事で3組の乳幼児と関わってきました。どの子もまだ言葉を話さない子ですが、ケラケラ笑ってくれたり、泣いてるところを抱き上げてパタッと泣き止んだりすると嬉しいです。
子ども達を遊びにつれて行ったり観たい映画を見に行ったりすることも喜んでくれますが、普段の生活の中でも充分喜んでくれます。さっきは次男(小6)三男(小3)が「抱っこして~」ときました。抱っこしてあげます。にこにこしてぎゅーっとつかまってきます。お小遣い目的のお手伝いですが、お手伝いしてくれたときに「ありがとね。助かったよ。」というと嬉しそうな顔をします。その逆で私を喜ばしてくれることもあります。「ママが適当だよって言ってつくるご飯、おいしいよ。」とか、「いつもお仕事お疲れ様」とか「ちょっと痩せた?」とか・・・。母の日の特別な言葉はありませんが、普段の関わりで満たされています。子育てでイライラしたり、困ったりしたとき、親としてどうしたらいいのかと悩んだりしたとき、いつも「子どもが喜ぶことを」とつぶやいています。こうして欲しい、ああして欲しい、こうなったらいいなど、いろいろな思いを持っているとそれが私を苦しめる事があるからです。最低限、子どもが元気で笑顔であれば良しとし、子育てのハードルをそれ以上上げないようにしてます。ハードルを上げたくもなりますが、我慢です。私にとって「子育て」=「我慢」です。来月は父の日ですね。父の日にはお父さんに何か・・・って子ども達が言ったら、私は我慢できないと思いますw。


今日の訪問は朝から夕方まで6件まわりました。そのうち4件は生後一ヶ月から中学生までの小児でした。「こどもの日」らしい訪問。赤ちゃんをお風呂にも入れます。助産師をしていた時は、新生児の当番になると朝からひたすら何人もお風呂に入れて、でもその後に母親教室などの仕事が待ってるからゆっくりなんてできなくて。今はそのお宅で赤ちゃんと喋りながらお風呂に入れて、全身の観察をして、ミルクの飲み具合をみて・・・などなど、赤ちゃんは可愛いのでそんな時間が癒やされます。赤ちゃんに兄弟がいると、その兄弟とも関わるので、その兄弟の年齢に応じた関わり方や遊びを即興で考えて遊んだりします。今日は祝日だったので、普段は顔を合わすことのない旦那さんともお会いしたりして、いつもと違う雰囲気もありました。普段、ご主人への愚痴を言っているお母さんでも、ご主人が横にぴったりくっついていたりして仲良しでした。訪問件数は普段より多くなりましたが、移動距離としては近かったので疲労もなく一日の仕事を終えました。
家に帰ってからは、「こどもの日」らしいことは何一つなく・・・。明日からの学校に備えて支度をさせるのに一苦労。訪問が何件あっても仕事をしている方が楽です。なんで言われないとやれないの?言ってもやらないの?と、家ではそんなのばかりです。こどもの日らしい食事も柏餅も菖蒲湯もありませんが、毎年兜は飾ります。うちは女の子がいないのでひな人形を飾ることはありませんが、たぶん兜を飾るのはひな人形を飾るよりもだいぶ楽だと思います。楽だから男の子で良かったと毎年思います。兜はその子のお守りなんだそうで、なのでうちは男の子三人にそれぞれ兜を持たせています。家の中に3つ兜を飾っています。写真の兜の色違いで三人分。できれば大人になって家から出て行くとき、兜を持って行って欲しいなと思っています。お守りとして。それまでは私が頑張って飾ります。あと10年くらいかな?と思っています。いつまでも私がこの家で飾ることがないようにと願っています。