話題になってますね。劇場版「鬼滅の刃」。私はアニメもコミックもみていませんが、我が家の子ども達は鬼滅ファンです。だから、もちろん映画も観に行きました。子ども達はもう2回もみました。そして私も観てきました。人気のある映画なので電車の時刻表のように上映時間がずらり。コロナ禍により座席間隔をあけて販売されていたのが、「鬼滅の刃」は違って、探した映画館ほとんどが隣、前後の座席間隔をあけていませんでした。活発におしゃべりするような場所ではありませんが、やはり「密」は気になるので前後・左右の間隔をあけて販売している映画館に行ってきました。
率直な感想は、映画に魅了されました。子ども達の感想は「戦うシーンがかっこいい」。確かにそうだと思います。最先端の3D技術を駆使した美麗アニメーションで描かれています。二人の戦闘シーンですが、どちらも一本筋の通ったキャラクターで、その筋の違いでぶつかっている。その対比が面白いしそれを表現しているアニメーションがきれいでした。のまれていきます。
話の内容も心に響きました。私が映画の解釈を語ると事実と違うかもしれず、その辺りはご了承くださいませ。
精神の無意識領域。その領域はそれぞれのキャラクターによって様々に描かれています。真っ暗だったり、とてもきれいな広い海のようだったり、炎のようだったり。その無意識領域の中にある精神の「核」。それもキャラクターそれぞれ。「夢」を通してそのキャラクターの精神がみえて、また物語上の欲求や欠落しているのもの、いわゆる葛藤の軸となるコンプレックスが解決していく。
コロナ禍のギスギスした空気や著名人の自殺など、昨今「生きる」ことを考えさせられる風潮の中のこの映画。心打たれます。「何のために生きているのか」とか「生きる意味は」とか「自分の使命は」なんて考えなくても良いと思います。そんなことへの答えなんて誰も知らないし答えがあるのかも分からない。ただ生きていれば良いのだと思います。よつばの理念にかかげている「自分らしくいききる人生・・・」。自分らしくって?それも、自分が「生きている」と思えていればその人らしいのではないのでしょうか。
映画の最後に流れるLisaさんの「炎」。この映画のためにつくられた曲なのでしょうか?詳しくは知りませんが、タイトルも歌詞も映画のストーリーを歌っているような内容でした。
映画の感想を一言でと言われたら。「生きることに迷ったとき観たい映画」って答えるかな。
家にあるコミック本。全く興味が無かったのに読んでみようと思います。漫画を読むってこと、子どもの頃からしたことないです。人生いつどこで、何があって、何に興味を惹かれるかわからないものですね。だから「生きる」ことは楽しいと思います。
あと10日で10月もおしまいです。9月は全て初めてだったけれど、シフトを組むのも、レセするのも、他事業所とのやりとりも初めての事では無くなりました。8月から始めた営業活動も少し慣れてきました。時間を見つけては病院や、在宅クリニック、ケアマネさんのいる居宅支援事業所をまわっています。まだまだ、仕事に直接つながることが少ないですが頑張っていきます。
実は、10月は利用者様が減りました。遠方から名古屋に治療のために来られていた方が一旦治療を終えられて帰られました。教育入院のために自宅を離れた方、病状が思わしくなく病院で治療を受けるために入院された方などみえて、9月よりも訪問件数は減っています。それでも、今みさせていただいている方の中には注意深く経過をみていかないといけなかったり、他事業所と情報交換しながら支援に入らなければならなかったりと支援の内容としては忙しく、試行錯誤する日々が続いています。
訪問件数が少ない今のうちに、今月はスタッフ全員健康診断を受けてもらうことにしました。とりあえず、管理者の私は終わりました。あとのスタッフも今週来週で受けてもらい、更に今日は全員でインフルエンザの予防接種も受けました。病院勤務の時は当然のように受けていた健康診断や予防接種。今は、スタッフや自分の健康管理の責務があります。健康診断したからおしまいではなく、毎月のシフトを組む際も、連休をつけてしっかり休めるようにとか、訪問時の車での移動でも急がせるようなスケジュールを組んでないかとか。気づかずに移動のキツいスケジュールを組んでることもありました。次の週にその移動スケジュールで自分が訪問して初めて、このスケジュールはキツい!と気づいたのです。スタッフは頑張ってしまうので、決められた通りに動いてくれてたんですね。管理者としてまだまだです。
よつばのスタッフはとても真剣に働いてくれます。一つ一つの訪問でしっかりアセスメントして実践します。それを記録にしっかり残してくれるので、訪問先で何を考えてどんなことをしてきたのか、とてもよくわかります。訪問先で判断に困った時は、その場で私に連絡をくれます。一緒に考えて対応し、事務所に帰ったらまた考察します。他職種ともそれに関して積極的に連携をとり情報共有するよう努めています。まだ始まったばかりの事業所ですが、もっともっと多くの人に「訪問看護ステーションよつば」のことを知ってもらいたいなと思います。なので、残り少ない10月もできる限りたくさんの場所に出向きたいと思っています!
今日は中学生の長男がテスト最終日でした。中々、学校に毎日行けない長男ですがテストは休まずに受けることができました。午前中で帰って来たので、私と一緒にお昼を食べにいきました。「弟達には内緒だよ~。今日は二人でね。」と。お寿司食べたいと言うのでスシローへ。
回転寿司って、お寿司以外のサイドメニューが結構あります。ラーメンを頼んで食べ始めると長男が、「わかめそんなに食べて良いの?」と。「え?」と思いましたが、すぐに気がつきました。私は甲状腺の疾患があるので海藻類は避けなきゃいけないのです。医師からは「食べないでください。」と言われています。わかっているんですが、忘れてしまうんです。たびたび・・・。この前も朝ご飯で海苔を食べてしまい子どもに注意を受けました。そして、「ママって僕たちには自分の事はちゃんと自分で管理しなさいって言うけど、この前も食べたよね?なんでできないの?自分だって自己管理できてないじゃん。」と厳しいお言葉。「忘れちゃうんだよね・・・。」と返すと「ほんと、自分に甘いよね。」と返ってくる。「わかめ食べるからちょうだい。」と言ってくれて私の丼からわかめを取り出してくれました。
返す言葉もなく静かにラーメンを食べました。
「自己管理」ってよく言いますが、難しいですね。自分の身に降りかかるとよく分かります。自己管理ができない理由は色々あると思いますが、私は「忘れてしまう」から。だから、忘れてしまう前提で作戦を考えると良いですね。私の場合は、周りの人に言っておく事でしょうか。人に助けてもらいながら自己管理します!
そして、明日は年に一度の健康診断です。去年の受診の時は体重が増えたし、腹囲も大きくなってました。でも、今年は違います!晩酌をやめたので体重はおちました。昨年履けなかったジーンズが履けるようになってます。訪問看護ステーションよつばは、緊急時や相談等24時間で対応しているので、夜間でも仕事に行けるように、電話対応できるように、お酒は飲みません。飲みたい日は、対応できるスタッフに待機をお願いしています。自己管理もみんなで協力しながらです。
10月もあっという間に半分が過ぎようとしています。仕事も紆余曲折ですが、目の前の仕事に誠実に対応し、新たな仕事も受けていきたいと思っています。自己管理で自分を大切に。そんな自分を支えてくれる周りの方々も大切にしてこの10月も過ごしていきます。
この前の週末、小学2年生の三男は一人で京都鉄道博物館へいきました。鉄道や新幹線が大好きで、週末によくリニア鉄道博物館へ一人で遊びに行っています。そこへ行くことだけが目的ではなく、行くまでの過程も楽しみたいようで「一人で行く」ことにこだわります。最寄りのJRの駅まで見送りに行きましたが、改札を入ってからも振り向くことなくホームへ降りていきました。約1週間前から乗り換えなどの下調べをして、読めない漢字の駅名を読めるように覚えて行きました。この子ならきっと大丈夫と思いながらも、帰って来るまではやはり心配です。心配な時って悪いシチュエーションばかり浮かんでしまいます。「誘拐されないか」「ホームから落ちないか」「新幹線で寝てしまって予定外の場所まで行って困ってないか」など考えていると一人で行かせたのは間違いか・・・と考えてしまいます。
仕事でも同じで、私たちの仕事って何が正解か分からないことも多いです。正解がわかる看護師さんもいるかもしれませんが・・・。今支援させてもらっている利用者さんに、誤嚥性肺炎のリスクが高い方がみえます。不顕性誤嚥といって、自覚のないまま気管の方に唾液が流れ込んでいる可能性も高いです。痰の多さをみると恐らくそうなんです。ですが、ごっくんできるし、「鉄火巻き食べたい!」「少しでいいから食べたい!」って訴えてます。
私たちよつばの理念は「自分らしき生ききることを生活の場で支援する」こと。食べるって生きることだと思うんです。だからそれを支援していきたい。「食べる」ために必要なことって、噛んだり飲み込んだりすることだけでは無いんです。首の周りの筋肉も使うし、生活リズムが整っている必要もあるし、口腔内が清潔に保たれている必要もある。消化管を使うから、腸が動いている必要もある。腸を動かすには、体全体を動かしていないと腸も動かない。だから食べることの支援は、口だけにフォーカスを当てるものでもありません。全身状態が整っていることが大前提。今は、その全身状態を整えることに目を向けて看護師3人で支援に入っています。ST(言語聴覚士)さんにも見て頂けるチャンスがあるので、他職種連携で慌てず、焦らず、慎重にやっていこうと思っています。結果がでないと正解?間違いだった?ってわからないかもしれませんが、今できる事は惜しまずやっていきたいと思っています。
我が家の三男は、京都への一人遠足から無事に帰ってきました。家に戻って来た時の自信に満ちた顔をみて、やっと「行かせてよかった」って思えました。手には新幹線に見立てた、ながーい箱に入ったバウムクーヘンを抱えて。「これめっちゃ長いからみんなで食べられるよ!」と。そして「今度は新幹線じゃなくて在来線を乗り継いで行くよ!」と宣言。行かせてあげたいけど、在来線だと時間かかるし、乗り換えあるし、行けるか~とまた心配。
「かわいい子には旅をさせよ」って言うけど、それって結構勇気がいるし、信じなきゃいけないし、大変。心配疲れします(;.;) 三男が一番最初に親離れするのでしょうか・・・
訪問看護ステーションよつばを開設して一ヶ月が経ちました。長い一ヶ月でした。わからないことばかり。調べたり聞いたりしながらなんとか一ヶ月を乗り切りました。連携不足など失敗もありました。不安もいっぱい。それでも、生活の場で療養者を支える「訪問看護」ができることはやっぱりやり甲斐がある!私の天職だなって思います。よつばのスタッフと、あれこれ問題提起しながら、看護へとつなげていける毎日はとても充実しています。同じ疾患名でも、看護のアプローチはバックグラウンドや個人の状態によって様々です。何が適切か、答えが一つでないことや答えがでないことも多くあります。迷いや不確かさを抱えながらアプローチして手探りでいって、その経過の中で答えが出てきたり。でも、看護は「実践の学問」とも言われています。経験だけではなく、学びが必要です。感や経験も大切なんですが、やはり根拠を持った実践があるべきです。まずは問題に気がつくこと。その問題にどのようなアプローチができるか考える、調べる。実践した事を評価して、また考える。この繰り返しです。まず、「問題に気がつく」ってこと、結構難しいです。でも、自分は気づけなくても、他の看護師が気づくってあります。うちの事務所内でも、看護師が集まると、ずっとしゃべってます。話題は利用者さんのこと。訪問して、気になることや問題だと思うことを話してます。これを井戸端会議にしないで、きちんと共有して問題解決の糸口を見つけていくことが実践につながります。ということで、週明けに事務所内で第一回のミーティングを行います。
そして週が明ける前にやる仕事があります。レセプト業務(9月分の診療報酬明細書を作成して提出)です。今日がんばります。チオビタとチョコレートをお供に。これを正確にしないと、スタッフがこの一ヶ月で頑張ってくれた仕事が水の泡となります。プレッシャー、不安・・・。そんなこと言ってられないのでやります!