今日は最高気温が2桁あったので暖かく感じた日でした。私は昨日ワクチンの3回目を接種したので今日はお休みとさせてもらい、ゆっくり過ごさせて頂きました。子ども達に「行ってらっしゃい」と「おかえり」が言えました。子ども達に「なんで家にいるの?」と言われてしまいましたが・・・。掃除もして晩ご飯もゆっくり作って、途中身体がキツくなって熱も出て数時間寝てましたが、もう回復しています。鶴舞にある大竹書店という医学書専門の書店に行き、何冊か本も買いました。「訪問看護ステーションよつば」では現時点で約6割が小児の利用者さんです。生後一ヶ月からみている子もおり、日に日に成長していきます。何らかの疾患や障害を抱えながらの成長で、病院での看護とは違って「育児支援」の側面も大きいのです。「育児支援」といっても個々によって様々で、成長・発達に合わせた支援が必要です。「食べる」こと一つをとっても食べ物を認識する段階から食べ物を口にいれてごっくんする、もぐもぐするなどできることが変わっていけば支援も変えていかなければなりません。あれこれとつまずきもあるのですが、そのようなときには私たちも学んでいかなければなりません。その時に書籍は確実に助けとなります。また、来月から私は関わった事の無い疾患の子どもさんもみさせて頂くので、勉強していかないといけません。スタッフ間で勉強会もしたいなあと思っています。新しい出会い、仕事にワクワクしますが責任と緊張もあります。そういうことを埋めてくれるのが「知識」だと思うので頑張っていきます。
話は変わって、ここ最近の寒さのせいか気管切開をして呼吸器をつかっている方の調子が思わしくありません。「痰が出にくい」のです。奥の方でゴロゴロいっているのに、吸引しても出ない。部屋も加湿しているけど・・・。外気温が下がると呼吸器につながっているホース内の温度も下がってしまいます。そのためにホース内の湿度も下がっているのではないかと考えて、写真のようにホースをアルミで巻いてみました。ホース内の熱を逃がさずに温めて湿度を保つことを期待して。アルミは百均のレジャーシートです。それを止めるテープは何でも良いのですが、ガムテープとかセロハンテープとかでは味気ないので、テープも百均でマスキングテープを選んできました。色々な柄や色があり選んでいて楽しかったです。テープ一つでなんとなく明るい感じになって痰も上がってきそうな予感です(笑)。痰がでるといいけど、もし何の変化もなかったらあとは何ができるかな・・・と考えています。
明日は病院で入院中の方が自宅に戻るために、病院とカンファレンスをします。確認したい事柄など整理をして臨みます。先生、看護師さんとじっくり話ができる貴重な時間です。
ここ最近はオミクロン株の流行で、またまた神経を尖らせる日々が続いています。手洗い、手指消毒、うがい、栄養、睡眠をスタッフにも徹底してもらっています。この一週間でスタッフのコロナワクチン3回目接種が終わりました。昨日接種が終わりまだ副反応を引きずっているスタッフもいます。みんな元気になったらその次は私の3回目接種です。スタッフの中でも副反応の出方が大きく違い、本当にけろっとしているスタッフもいるのです。私は2回目の時に「きっとなんともない」と思っていたらダウンしてしまったので3回目はお休みできる体勢をとって臨みます。感染予防やワクチン接種で気を揉む中、今日は利用者さんと散歩をしました。私の気晴らしになりました。寒くて風もありましたが、名古屋駅の方まで歩いて行って街やビル、空を眺めてきました。新幹線もみてきました。介助者のメンバーは私、スタッフの橋本、ヘルパーさんです。たいていこのメンバーです。今までは自宅を出発するまでの準備に時間がかかることもありましたが、今日はさ~っと準備ができて、散歩の時間を長くとることができました。準備の時の3人の動きに無駄がなかったです。「○○します」「○○お願いします」などなど、声を掛け合って3人が無駄なく動いていました。外出までに、利用者さんの吸引、車椅子移乗、ポジショニング、医療機器の運搬、防寒対策などやることがたくさんあります。外へ出てからも、車椅子を押す人、利用者さんと意思疎通する人、進む方向の段差に気を配る人など役割満載です。利用者さんとのコミュニケーション手段は「透明文字盤」です。写真のように、利用者さんが視線を向ける文字を読み取っています。文字を読み取るだけでなく「YES」「NO」の合図も読み、読み取った文字を忘れないようにインプットして文章になっていきます。散歩が終わって事務所に戻ってから、「散歩に行けてよかった」というメールを頂きました。「よかった」と思えることのお手伝いができて私達も「よかった」です。
別の利用者さんで訪問看護の時にパソコンをされる方がみえます。頸や体幹が弱く起こした身体を支えることができないので、ベッドのギャッジアップ機能を使って良い角度に起こして、頸のバランスを取って、パソコンの高さを調節して、いつでも吸引できるようにそばにいて・・・という支援をしています。ですが2週間ほど前からその方が腰を痛めてしまい、パソコン操作ができるくらいまで上体を起こすことができなくなりました。パソコンが出来なくても少しずつ起こす練習を続けていました。昨日、「パソコンしたい」と言われました。今まで通りの角度にはベッドを上げることができませんでしたが、パソコンの角度や枕の角度を調整してパソコン操作をする事ができました。病気とともに過ごしていると、少しずつ「できない」ことも増えてきます。なので「できる」ことを工夫と知恵を使って継続できるように努めています。
「よかった」ことや「できた」ことを共有できる時間が私たちのやり甲斐にもつながっています。そんな支援を続けていけたらいいなと思っています。
行ってきました!雪のある場所へ行って雪だるまを作るという子ども達の希望をきいて。富山県まで行ったのですが、なんと雪が無くしかも雨降り。戻って奥飛騨のあたりは雪がありました。ですが割と暖かい日で水っぽさの多い雪。雪だるまを作れる雪ではなく、子ども達は雪とたわむれて遊んでいました。まるで犬でした。また来年かなー。雪だるまは。素敵な雪だるまを作ってここにアップしたかったのですが・・・。
がらっと話は変わって、先日友人と話していたときに私の仕事の内容を聞かれました。その人は医療従事者ではありません。よつばはALSを含めた神経難病の方が何名かみえて人工呼吸器を使用している方もみえます。そんな話をしていたら、「なんで日本は安楽死を認めないの?選べるべきじゃない?」と言われました。ALSの話をすると必ず出てくる「安楽死」という言葉。安楽死に関しては法整備も必要ですしとても難しいことだと思っています。利用者さんの中には人工呼吸器を使われている方、人工呼吸器をつけない選択をされた方の両方みえます。そういう方々を間近で見てきて「安楽死が出来たら良いのに」と思った事がありません。苦痛や苦悩がありながらも一生懸命「生きている」ことが感じられるからでしょうか。「そろそろお迎えくるわ」とか「もうお陀仏だ」とか言われる方もみえますが、だからって「死にたい」ようにはみえません。生きています。私もみんな、「死」に向かって生きています。そんな生きる過程を支えることが私の仕事だと思っています。そんな感じで友人に話をすると「安楽死反対派なのね」と言われました。カチン!!私の考えが絶対正しいとも思いませんが、単純に賛成とか反対で決められることでもないと思います。間近でALSの方々をみてきても、その方達の思いを100%分かっているわけでもありません。私の考えが楽観的なのかもしれません。でも「ALSは安楽死に値する」というならば、ALSのことを学び、ALSとともに生活している方々のことを知る必要があると思います。
私の母が癌の痛みで苦しみ、死期が近づいているとわかっていたころ「まだ死んで欲しくない、生きて欲しい」という思いと「死んで楽になって欲しい」という気持ちがありました。この時のよう相反する気持ちを持つということもあります。母本人はどういう気持ちでいたのか分かりませんが。だから一概に「反対」とか「賛成」で決められないなと思うのです。友人とは別の話に切り替えて、平和的にお話し終了としました。
明日、私はお休みです。新人スタッフの沼田さんが独り立ちできてきているので、私がお休みできます。感謝。感謝。このブログでも何度か登場した私の祖父が100歳で旅立ちました。3ヶ月ほど前に会いに行きましたが、会っておいて良かったと思いました。明日はお別れに行ってきます。
明けましておめでとうございます。令和4年も良い年にしていきたいなと思います。今年もよろしくお願いします。
子ども達の冬休みもあと一日となりました。冬休み中の映画とスキーの約束は果たせました。あと、雪のあるところへ行って雪だるまを作る約束が残っていますが、これはもう少し後になりそうです。映画は「呪術廻戦」をみてきました。仕事が終わってから見に行ったので途中寝てました。子ども達が入れるギリギリの夜遅い時間帯でしたが、子ども達は「おもしろかった~」と言って最後までしっかり見たようでした。たぶん次は、春休みのドラえもんの映画かなあと思います。
スキーは長野県まで行きました。早朝5時に出発して朝一番で滑り始めました。リフト「一日券」はいらないので「5時間券」にして2~3時間滑って帰ってこようと思っていましたが、子ども達は休憩もせずずっと滑っていました。少し前までは、途中で子ども達が転んで、スキーの板が足から外れたりするので、子ども達のペースに合わせて私も滑っていましたが、もうその必要もなくみんなスイスイ滑っていきます。なので、私はスノーボードを楽しませてもらいました。私はスキーを小学生頃までしかやったことがなく、高校生からスノーボードをしたので今はスノーボードしかできません。岐阜に住んでいた頃はシーズンに何度も滑りに行きました。そんな若かりし頃の自由に滑っていた自分を思い出し、子ども達と同じように休憩もせず長い時間滑っていました。ほとんど転ぶ事も無いのですが、お昼時にゲレンデがだいぶ空いたので調子に乗ってスピードを出して滑っていたら予期せず派手に転びました。三男に「コントロールできないスピードで滑っちゃダメだよ」と注意を受け・・・。そのセリフは、スキー場で私が子ども達に何度も言っているセリフです。子ども達は私の言うことを聞いていないようで聞いているんだなと思いました。よく長男には「ママは俺たちに色々言うけど、それママもできてないこと多いからね!」と言われます。子ども達の言うことも間違っていないかもしれないです。
実はこの転倒で肋骨を骨折しました。年末だったので受傷したときは病院に行けず「折れてるよな~」と思いながら仕事をしていました。痛かったのですが、不思議と仕事中は動けてしまいます。仕事が終わると痛みで動けなくなりずっと寝てました。仕事は麻薬みたいです(笑)。一週間たった今は痛みのピークは落ち着き楽になっています。骨折が手や足じゃなくて良かったと、肋骨に感謝です。あと、年齢相応の行動をすべきだったと反省しています。スタッフにも怒られました。走ると痛いのでマラソンの練習ができず、週末に予定していたハーフマラソンは残念ながら出られません。3月のフルマラソン大丈夫かな・・・。
こんな感じで始まった令和4年ですが、スタッフも私も健康に気をつけて、良い仕事ができるよう頑張っていきたいと思っています。