訪問看護ステーションよつば

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新型コロナウイルスのワクチン接種が医療従事者から始まり、私たちスタッフも今週から接種しています。名古屋市では高齢者へのクーポンも配布され始めて、「区役所で予約ができる」という噂が広がり区役所には高齢者の長蛇の列ができてしまったそうです。私の父も高齢者なのでクーポンの配布があり、本人はその封を開けることなく私に一任です・・・。なので私も封筒の中にある説明書きを読みました。もちろんどこにも「区役所で予約」とは書かれていません。誰が言い出して、どうやって広まったのでしょう。ご高齢の方もLINEやメールをされるし、携帯電話も持っているので連絡ツールはあるけれど、そんなに早く広まるのものなのかと少し驚きました。また、それに対応する区役所や保健センターの方々、大変だったろうなと思います。これほどの混乱が起きるくらい、世間は新型コロナウイルスにもう一年以上振り回されています。私も、今回の予防接種を受けるにあたって周囲の情報に振り回されました。看護師仲間で、病院勤務の看護師さんも多いので実際の副反応がどうか聞いてみました。何ともなかった人や熱が出た人、初回でつらかった人、2回目でダウンした人・・・。テレビでも色々言われていますが、実際のところ自分やスタッフがどうなるかなんて接種してみないと結果はわかりません。色々考えていても仕方無いので、副反応が出るだろうという設定で接種日を決めて、接種翌日の勤務をお休みもしくは半日、半日でも勤務交代可能なスケジュールになるように調整しました。初めはそこまで考えていませんでしたが、周りの情報が耳に入るにつれてだんだん不安になったのです。とりあえず、スタッフの協力も有り、利用者さんに迷惑を掛けないように接種のスケジュールを組むことができたのでほっとしています。
明日から大型連休です。「訪問看護ステーションよつば」では休日も通常通り業務を行っています。連休はご家庭の都合もあると思うので、訪問の希望を伺いながら訪問にまわらせて頂きます。事業所を立ち上げるときに、休日の訪問をどうするのか、訪問するなら別料金を頂くのか、経営としてどうしたらいいのかと悩んでいました。その時に、一緒に立ち上げに関わったスタッフが「家族は休日でも介護を休めないよね。看護や介護にお休みはないよね。」みたいなことを言われました。医療や介護を必要とされる方は、休日だろうが平日だろうが同じ状態です。必要なものは休日でも必要。開所後初めての大型連休を前にして、利用者さんやご家族から「連休でも来てくれる?」「いつも通り来てくれるのは助かる」と言われ必要とされることに感謝とやり甲斐を感じます。個人的には、平日の車の運転よりも休日の運転の方が好きです。すいていて気持ちよく走れるので。
今年もステイホームのゴールデンウイークです。来年はどうでしょうか。どうなっていくか分かりませんが、今を大切に精一杯仕事をして、息子達との時間も大切にしていきたいと思います。


今日は小学校の懇談会でした。一年前の今頃は休校中で、新しく担任になった先生がどんな方かも分かりませんでした。子どもが三人いると、学校でお世話になる先生も増えてきて、またあの先生にお世話になるんだという年もありますが、今年度は一度もお世話になったことない先生が担任になられました。なので、仕事の合間で懇談会に参加してきました。
直接先生とお話をしたわけではありませんでしたが、どんな先生にお世話になるのか知っておくと安心します。私は学校行事には結構参加したい方なので、懇談会や授業参観は都合をつけて行くことが多いです。また、長男はちょっと手がかかったので、行事以外でも学校へ出向く事が非常に多く、いろいろな先生とお話する機会が多かったです。しかし、長男が卒業し昨年はコロナ禍で学校行事も激減し、小学校の先生方とお会いする事も減りました。今年度も同様に行事や参観日が少ないので学校に行く機会も少ないと思いますが、子ども達の学校での様子はやはり学校に行かないと分からないなと思っています。来月は規模を縮小した運動会があります。騎馬戦やリレーは無く少し寂しいですが、子ども達が頑張っているところをみられるので私も仕事を頑張ろうと思います。
このブログを書いている横で先ほど長男が質問をしてきました。「心の声って自分には音として聞こえるじゃん。それってどういう仕組みで聞こえるんだろう」と。全く質問の意味が理解できませんが、そんなふうに言うこともできず。私には自分の心の声は聞こえません。「思う」ことはしますが、それが「声」にはならないです。そしてその「声」が「音」として聞こえる。いったい長男はどんな世界を生きているのだろうと思います。「そういう仕組みって難しいよね」と答えました。長男の感性を私が潰してしまわないようにと思っています。


4月は私の好きな季節です。新年度で新たな気持ちになり、子ども達の兜を飾り、新たな出会いもあり、新しいドラマも始まって・・・。でもやっぱり今年の4月はちょっと違った感じです。仕事への緊張感が違います。雇われていた立場から人を雇って仕事をしていく立場となり、なんだが常に緊張している感じがあります。でも嫌な緊張ではないです。「管理者」の立場で色々とすべき事があったり、悩んだり道筋を立てないといけないことがあったりと実はあまり私の得意分野でないことが多いです。そんなことにぶち当たりながらも手探りでやっています。
管理者の仕事中で私が大切に思っていることは、利用者さんの声をきくこと、スタッフの声を聞くことです。利用者さんへの訪問は、スタッフほど多く行くことはできませんが定期的に訪問して、利用者さんやご家族のニーズが充足されているのか確認します。スタッフが作成する看護計画書も確認して看護師がどのような看護問題を挙げて実践に繋げているのかみています。看護は実践ですが、看護計画書はその実践の充足度と比例します。看護計画に具体性がないと実践にも看護問題への意識が薄かったりします。実践(訪問看護)と書類(看護計画)は別物ではありません。看護計画の作成で考えられないことは、実践の場でも考えられないからです。毎月初めにスタッフの作成した看護計画を確認して、具体性に欠けることや看護問題としてはズレていることにはチェックを入れてスタッフに返します。スタッフに考えるきっかけにして欲しいからです。
スタッフの声を聞くことも大切にしています。スタッフが抱えているかもしれないジレンマや困りごとをおしえて欲しいからです。それぞれの看護師が抱え込まず、一緒に考えていくことでより良い看護に繋げていきたいと考えています。ですが2月から訪問が少し忙しくなったこともあり、スタッフとの時間を充分にとることができていなかったと今は反省しています。私を含め、よつばの看護師は看護の仕事が好きです。看護師としての使命感や看護問題に対する知識や技術、経験も多く持っています。その力を最大限に発揮できるよう職場環境を整えていくことも私の仕事です。管理者としての力をつけていくことが今の私の課題です。頑張ります!!
私たちと一緒に働いてくださる看護師さんを募集しています!!!


昨日、今日と我が家の息子達はそれぞれ中学校や小学校の始業式でした。クラス分けや担任発表など子ども達にとっては期待と不安の新年度初日が終わりました。次男は好きな女の子と同じクラスになりニヤニヤして喜んでいました。私もあと少しでお昼ご飯の支度から開放されます。お昼の支度もまあまあ大変でしたが、この春休みは夜に子ども達との時間を確保するように頑張りました。「春休み頭脳大会」をほぼ毎晩開催して、子ども達のレベルにあった問題を用意しみんなでテーブルに集まる時間を作りました。仕事の忙しさで手を抜いてしまう家事育児。意識的に子ども達と話す時間や関わる時間を設けないと子ども達は動画やゲームに夢中です。普段からクイズ番組が好きな子ども達なのでこの企画は楽しんでもらうことができました。毎日問題やご褒美を用意するのは手間でしたが、ほんの30分くらいでも私にとっても楽しい時間を過ごすことができました。
ある訪問先で、子どもの寝かせつけに難儀しているお母さんがみえて「絵本を読んで寝かしつけるなんて夢みたいな話です」と言われました。「子どもを寝かせたあとのほんの数時間が自分一人の時間だなんて、そんなこと本当にできるんでしょうか」とも。昼間、子どもの世話に追われ、夜もなかなか寝なくて毎日大変な思いをされているようでした。私も長男は夜泣きがあって、毎晩怖かった記憶があります。また火が付いたように泣き出すのではないかと。夜泣きが落ち着いても、布団から出てないかなとか、寒くないかなとか気になって夜中に何度も目が覚めて子どもの様子をみてまた眠るということが出産後何年かは続いたと思います。一日でいいから朝まで目を覚まさずに寝たいと思っていました。
訪問にまわっていると、みなさんそれぞれ苦悩があります。私も一緒に悩んでしまいます。そんなことを看護師でない友人に話したら、「訪問に行って、点滴とか吸引とか看護師としての仕事をしてくるだけじゃないんだね」と言われました。看護師の仕事って、友人がいうような「行為」としての仕事ももちろん大切ですが「寄り添う」とか「思いをきく・受け入れる」といった「心」の部分での支援も大切だと思います。苦悩に対して他人の力で解決できることなんてないと思います。ですが苦悩を抱えながらもそれを自分以外の誰かが知っていてくれている、いつでもまた話す事ができる、聞いてもらえるという存在でありたいなと思います。悩んでいたり苦しんでみえる方々がいるので私も悩んでしまいますが、そんな方々の心が少しでも軽くなると嬉しいです。私が色々考えていて家でため息をつくと、長男は「どうしたの?」と聞いてきて、次男は「ママは頑張ってるね」と言い、三男は変な顔をして笑わせてくれます。そして私の心は軽くなるのです。