私はよく知らない方ですが、映画プロデューサーの叶井俊太郎さんが膵臓癌でお亡くなりになった記事をみかけました。この方の生前のインタビュー記事も載っていて、すい臓癌のステージ3と診断されて抗がん剤治療を10%くらいの望みをかけてやるかどうか医師に問われたけれど、治療により衰弱したり副作用に苦しむくらいならこのまま自分のやりたいことをやって生きた方が良いと、積極的な治療は望まずに過ごされたそうです。それでも症状緩和のための治療をしたり痛み止めを使っていたそうですが、所々で痛みや嘔吐に苦しみ、だったら生きていたくないと思い安楽死を希望されたそうです。もちろん主治医に行ってもそれは叶わないので、スイス(安楽死の制度があるようです)まで行くしかないと思ったけれどそんな体力も残されておらず諦めたそうです。苦しみながらも最期までベッドの上で4月公開の新作の仕事をされていたらしいですが「早く死にたい」という言葉も出ていたそうで、苦しかったのだなと思います。
癌やALSなど、進行性の不治の病に対して「死ぬ権利だってある」という声も聞きます。2019年に京都で起きたALS患者への嘱託殺人について、「自分も頭はしっかりしていて体が動かせないなら死んだ方が幸せ」という言葉などがネット上で溢れていました。「生きるに値する命」と「生きるに値しない命」という線引きがされているようで、私はモヤモヤしました。安楽死を認めれば、その線引きが明確になっていくのではないかと思います。私自身が病気に苦しんだことがないからそう思えるのでしょうか。私もALSになったら死んだ方がマシって思うのかな・・・。
写真の一枚目、3月2日にALSの方がプレゼンターとなって思いや生き方についてお話(しゃべれない方もみえるので何らかの方法でお伝え)されます。私も利用者さんにお供しながら参加してきます。以前訪問看護で関わった方々にもお会いできるので楽しみです。
2枚目は、昨日行ったスキーの写真です。子どもについて行くのに必死で写真はこれだけになりました。2年前にスノーボードで滑走していて派手にこけて肋骨を骨折しました。しゃべるのも胸に響いて痛くて、それでも仕事して辛かったです。なので、絶対転ばないぞ!と気を抜かずに滑ってきました。今までは目の届きやすいファミリーゲレンデを選択していましたが、子どもがもっと広いところで滑りたいと言うので岐阜のウイングヒルズまで行ってきました。私が学生時代毎年行っていたスキー場です。あの時みたいに休憩無しでは滑れませんでした。子どもにも置いていかれ、一人でゆっくり滑ってきました。怪我無く無事に帰宅したので、明日からまたお仕事頑張ります!