訪問看護ステーションよつば

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今日は一日お休みを頂きました。以前から行って見たかった榊原温泉に行ってきました。利用者さんのご家族がよく行っていて、「良い温泉だよ~」と言っていたので気になっていました。学生時代、津市に住んでいていて温泉があることは知っていましたが、その時は全然興味がありませんでした。今日は名古屋でも38度を超えた真夏日だったので、露天風呂に入るとサウナみたいでした。他に源泉風呂があって、そこは加温されておらずたぶん20度くらいでした。ほとんどの時間をその源泉風呂でぽーっとしていました。仕事の事は少し忘れたいなと思って温泉に浸かりにいきましたが、結局は仕事のことをあれこれ考えてしまいます。
病気や障害を抱えながら療養する、生活するということはどうしても他人の手助けが必要です。髪を洗いたい、トイレに行きたい、汗をかいたら着替えたいと望む。万人共通と言ってもよいこのような望みが叶わないとなると誰もがイライラしたり落胆したりします。多くの医療職がいる中で唯一、身体に働きかける看護技術を用いて生活を支援するスキルを持っているのは看護師です。だから療養者の暮らしを支えることができます。訪問看護師はその方の生活の場で習慣や環境を加味しながらケアにあたります。しかし、言葉で言うほど簡単ではなくて、うまくいかないことも多くいつも悩みながら実践しています。
温泉でそんなことを考えていましたが、それでも気分転換になりまた明日から頑張ろうという気持ちにもなりました。
また明日もめちゃめちゃ暑い。熱中症要注意です。


今月は私の訪問を減らして営業活動を頑張っています。以前はコロナ禍で対面を避けなければならず、ファックスや電話でも頑張りましたが、やっぱり利用者さんの紹介をくださるところは対面で営業した所からでした。営業して売り込んでいかないと仕事が広がっていかないので頑張りますが、これまでの仕事では経験がないことなのであまり好きではないし得意でもありません。でも、一日でどれだけかまわっていると、慣れてきて平気になります。今日は「精神科看護」に特化して営業してきました。お配りするパンフレットもそれ用にアレンジしました。精神科看護は、どの看護師でも行けるわけではなく、定められた要件があります。訪問看護ステーションよつばでは、5人中4人の看護師がその要件を満たしているので特定の看護師に負担がいくこともなく訪問できます。よつばでは医療依存の高い方、小児がメインになっているので、地域の中に根付いて行くためにも、もう少し看護の幅を広げたいなと思っています。病院勤務だと「○○科」のように特定の診療科で勤務する事が多いですが、訪問看護は診療科で分かれているわけではないので身体各所全てみますし、本人だけでなく家族もひっくるめて考え、「生活」というベースでその対象をみていきます。だから「大変」と言われますが、私は訪問看護の「やり甲斐」だと思います。少しお暇を頂いている時なので、週末には病院時代の看護師さんと会う約束をしています。いつも私は彼女の愚痴をきく担当なのですが、その愚痴の中に職場環境作りへのヒントが含まれていることが多いので有意義な時間です。愚痴を聞いているようで実は情報収集しています。
全く話が変わって、よく訪問先で血液型を聞かれます。ほとんど当てられることはありません。あるInstagramからですが、私の血液型の特徴は①感情の浮き沈みが激しい。私は落ち込むこともありますが、寝ると忘れるタイプです。「昨日何かで嫌な気持ちになってたけど何だった?」という事がよくあります。②興味がないと動かない。全くその通りです。興味が無いことに心も体も動かされません。③飽きるのが早い。若いときはそうでしたが、最近はそうでもないと思います。最近は飽きそうな事には手を出しません。④B型っぽいと言われるのが嫌。そうです。私はB型です。B型と言われるのは嫌では無いですが、A型?って言われると嬉しいです。⑤規則やルールを守るのが苦手。これ、ひどいですね。非常識な人みたいです。規則やルールは守りますが、「なんで?」とか「面倒じゃない?」とか、意見したくなることはあります。⑥こだわりが強い。そうかな~?これはわかりません。逆にこだわらないことの方が多いと思います。「なんでもいいや」って思う方が多いです。⑦基本的にポジティブ。これはそうだと思います。ネガティブな人をみると、なんでネガティブになるの?って思います。どう考えても目の前の現実は変わらないので、良い方に考えた方が気持ちは楽だと思うのです。
梅雨入りしてジメジメしていますが、梅雨が明ければ夏本番です。そのうち蝉が鳴き出します。今年も頑張って暑い夏を乗り切ります!




先ほど夕飯を済ませてから明日のお弁当のおかずを少し作りました。一品でも作っておくと、朝の負担が半減です。出来上がったおかずをテーブルに置いて冷ましておく間、お風呂に入っていましたが、お風呂から上がると小学生の三男がパクパクとお弁当のおかずを食べていました。
さっき夕飯済ませたじゃん(泣)。「どうした?お腹減った?」と聞くと「お腹減ってないけどまだ食べられるから食べてるよ!」と・・・。お弁当のおかずがきれいに無くなりました。もう作る気はしないので、明日の朝リベンジです!
上の写真は、今週土曜日にモリコロパークで行われる「世界ALS デーinNAGOYA」のチラシです。コロナ禍で2年連続中止になっていましたが、今年は開催されるようです。私もコロナ禍前は子どもを連れて参加したことがあります。その中でも「みんなでゴロンしよう」は、みんなで数分間寝そべって「動けない」「話せない」、ASLという病気を体感する時間です。動けない、話せないは数分間ですがその時間、「これが一生続くなら・・・」と考えた時、やっぱりそんな自分は想像ができなかったです。ここ数年、在宅でALSの方々と関わりを持っていますが、自分ならどんな選択をしていくかなという答えは持てずにいます。
先日、私自身が頭部のMRI検査と胃カメラの検査を受けました。頭部MRIは狭いところに閉じ込められた恐怖心が湧いてとても恐かったです。胃カメラは苦しい、痛いの繰り返しで泣いていました。病院勤務の時、多くの患者さんをMRI検査室まで運んだり、緊急の胃カメラの補助に対応したりしていましたが、患者さん達が受けていた検査が自分にとっては大変つらいものだったとわかりました。
自分がその立場にならないと分からないこと、気づいていないことがほとんどで、今ALSの患者さんをそばでみて、関わりをもっていますがたぶんほんの少しもわかっていないと思います。それでもやはり、ALSの方がどんな気持ちなのか、どんな思いを持っているのか知りたいなと思います。
「これからも生きていく」という本はALSの方の写真とメッセージが載せられています。利用者さんのご家族が購入されたものを貸してもらいました。笑顔の写真もあれば泣いている写真もあります。みんなそれぞれ思いを表出する言葉は違います。それでもみなさんの「生きている」を感じることができます。
今週土曜日の「世界ALSデーinNGOYA]には、よつばのスタッフも参加してきます。私は仕事のため不参加です。以前お世話になっていたステーションで関わっていたALSの方々も参加されると思うので行きたかったですが、その辺はスタッフの報告を楽しみにしようと思います。多くの方にとってALSだけではなく、病気や障害を持ちながら生きる人達への理解を深める場になるといいなと思っています。


月曜日に急遽入院となったかたがみえました。急変ではなく、在宅でのマンパワー不足によるものです。約一年半の間、訪問看護に入らせて頂いていました。ほとんどの方は初め、家族以外の支援者を入れたがりません。「人の世話になるなんて」とか「家に頻繁に人を入れるのが嫌」という思いになるのは当然だと思います。この方もそうで、家族以外は訪問看護だけでした。点滴が必要なので、看護師はどうしても必要だったので入れましたが、日常生活を支援すると言う意味でのヘルパーさんや訪問入浴は頑なに拒まれました。家族がなんとかやっていくという感じで頑張ってみえましたが、病状の進行もあり夜間不眠となり、その方を支援する家族も不眠が続き、在宅での生活が続けられなくなりました。
主治医も訪問診療医ではなかったので、診察に出向く必要がありコンタクトも取りづらい体勢でした。いつかこうなってしまう(在宅療養が継続できなくなる)かもと思っていたのに、この一年半、結果として在宅療養の体勢を作れていなかったことを後悔しました。「最期のとき」がくれば病院へ行くという約束でしたが、今はまだ「最期の時」ではありませんでした。結局は本人の思いとは違う形になりました。
別の方ですが、ちょうど今在宅療養の体勢を作っているかたがみえます。本人は受け入れ難いのですが、ヘルパーさんも看護師も毎日支援に入っています。おうちで過ごしたいという方ですが、家族だけでは生活できない状態です。それでも支援者に入ってもらって手助けしてもらう事に悲観的になっています。「人の手を借りなければ生活できない自分が嫌」だと言います。なので支援を減らしてしまうこともあります。なので、まだ在宅療養が継続できる体制にはなっていません。
また別の方ですが、24時間体制でヘルパーさんと看護師が支援をつなげています。家族も同居されています。普段は昼間、ご家族もその方の生活を支えていますが夜間はしっかり休まれています。今日からそのご家族は、数日間の旅行に出かけられました。
皆さん同じ神経難病です。病状も様々、療養生活も様々です。本人や家族の思いを尊重しながら療養生活の体制を整えていくことは難しいのですが、在宅療養を望むなら必要な事です。月曜に入院された方のことを考えると、私の力不足だったと思います。
写真は訪問先で綺麗に咲いていた紫陽花です。花はすっきりしない気持ちを癒やしてくれます。