訪問看護ステーションよつば

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毎日毎日暑い(~_~;)
熱中症で亡くなる方のニュースを聞かない日がないくらい毎日大変な暑さが続いています。私達も訪問していて心配になる利用者さんもみえます。特に高齢の方で冷房を使っていないと「心配している」ということを伝えてエアコンの利用を促します。昨年、利用者さん宅に入る直前で、目の前のアパートの2階に救急隊がはしごをかけて、窓から中に入っていき高齢男性を救助しようとされている場面に遭遇しました。そのお宅にはエアコンが設置されていません。幸い事なきを得たようでしたが、今年もそのお宅の前を通ると気にしてしまいます。窓を全開にして家の中で扇風機が回っているのがみえるので、閉めきっていないとまだほっとしますがやはり心配です。そのおじいさん、見ず知らずの私が心配している事なんて知るわけもないのですが、せめてお昼間はデイサービスに行かないのかなとか色々考えてしまいます。熱中症とまではいかなくても、利用者さんの中には体温調整が難しい子どもさんもいて管理が大変だったり、体調を崩してみえる方も何人かいます。明日から8月。暑さは続くけれど暑さも緩んでいくはず。スタッフも利用者さんも元気に毎日過ごしていけるように支援していきたいと思います。
私も暑さで少しやる気が出ず、やらなきゃいけない事務作業を後回しにしてしまっています。暑さのせいなのか、やる気の問題か、怠け癖がついてしまったのかわかりませんが・・・。食欲が出ないから、何もすすまない感じです。食事(栄養)って大切ですね。
そんな中、子ども達は夏休みなのでお昼ご飯も作ったり、訪問の合間に家に戻って声をかけたりしています。母親業も頑張らねば。小学生の三男は友達と市民プールに行ったり、中学生の次男は友人らと遊びに行って22時過ぎても帰ってこず、長男はまだ夏休みではないので自転車で暑い中、学校に通ったりで心配になることも多いです。母の心配をよそに、子ども達から私に声を掛けに来るときは、お小遣いやおやつ代の請求、ご飯メニューのリクエストくらいです。
一枚目の写真は、長男の16歳の誕生日のお祝いです。出産が壮絶で痛すぎてわめきながら産んだ長男ももう16歳。分娩の途中で「もう産みたくない!」と言っていましたが産んでよかった。2枚目は利用者さん宅のプランターで育っているスイカです。めっちゃ可愛い。自分達で食べたスイカの種を植えたら出てきたらしいです。3枚目は先週行ってきた長島のプールです。流れるプールを何周もしました。三男はお兄ちゃん達が遊んでくれて喜んでいました。もう来年はお兄ちゃんたちも付き合ってくれないんじゃないかな~。


最近は蒸し暑い日が続いています。蝉の声も聞かれるようになりました。夕方仕事が終わると冷えたビールを飲みたい!と思い、ご飯の支度をしながら飲むこともしばしばあります。でも、最近は一本飲んでおしまいです。少し前までは何本でも飲めたけれど、最近はがぶ飲みしなくなりました。胃の容量が減ってきたのかお腹がいっぱいになってしまいます。適度な量に抑えられるようになり、財布にも体にもこれくらいが優しいなと思い満足しています。
お酒を控え、最近のリフレッシュ方法は「サウナ」です。今ブームですね。休みの日や、早く仕事が終わった日などはサウナに行くことが多くなりました。サウナも色々で、温度や湿度、清潔さ、水風呂の温度、休める場所があるかなど、自分の好きなサウナがあります。でも、どれもこれも満足!というサウナは少なくて、サウナの温度や湿度は好きだけど、水風呂がキンキンじゃないとか、ちびっ子が多くて落ち着かないとか、100%に出会うことは無いです。今のところほぼ100%満足な場所は岐阜の各務ヶ原にある「みのりの湯」というところなのですが、遠いので気軽にいけません。近かったら100%でした。ここ、めっちゃ良いです。何が良いか聞きたい方は長江までお尋ねください。あと、栄のサウナ施設「ウエルビー栄」が女性専用フロアを新設しました。ここも行ってきました。ここは水風呂ピカイチです。キンキン!しびれる~ってくらいまで冷えます。アウフグースと言って大きなタオルで熱波を仰いでくれるイベントもあります。めっちゃ熱~い!めっちゃ熱くてしびれる水風呂でリフレッシュできます。たぶん、自分のためだけに時間を使っていることもストレス解消になっているのだと思います。
お母さん方はみんなそうだと思いますが、子どもが生まれたら自分の時間は子どものためにあるようなものです。私は3人の子ども達が高校、中学、小学生となりだいぶ手が離れました。でも、まだ3人とも小さかった時は1時間だけでも自分の時間ができる事が嬉しかったし、育休から仕事に復帰した時も仕事ができることが嬉しかったです。今では子ども達の私への要求は、ご飯とお小遣いくらいです。今年の夏休みはどこ行こう?と問いかけてもお付き合い程度の返事しかしてきません。それでも今年の夏もキャンピングカーでの旅行を計画しています。長男が行く気では無かったのですが、長男が行かないと次男・三男も「つまんない」と言って行ってくれないので、長男を口説いてみんなで行く事になりました。今年が最後かもしれないです。今年は三重から和歌山にかけての沿岸部をゆっくりキャンピングカーで旅します。釣り、シュノーケル、BBQ、花火、温泉などを計画し、最終日にはアドベンチャーワールドでパンダをみて帰ってきます。何年か前まではもっと遠距離でも運転する事が苦ではなかったのですが、だんだん疲れやすくなってあまり遠くには行けなくなりました。でも和歌山は子ども達といったことないので、綺麗な海と星空を一緒にみられたらいいなと思っています。


訪問看護に従事していて必ず直面する事の一つに「看取り」があります。私達看護師は、人生の最終段階にある人を援助することに力を注ぎます。「自分は何か力になれるのか?」と考え、今、目の前にいる人が「本当に望む療養ができているのか?」「話す声にじっくり耳を傾けているか?」「抱えている苦しみを理解できているか?」と振り返りながら接しています。人生最後の段階になったと思った時からそう考えるのではなく、常日頃からそういう問いかけをしながら関わっています。「もっとこんな風にしたらいいのに」とか「こうすべきだ」という意見を聞くことがあります。でもそれは、誰がそう考えているのでしょうか。援助者が一生懸命考えてくれるのはとても有り難いことです。ですがたくさんの熱い想いを持つ人が、それぞれにこうしたらいいと思うことは、その中心にいる人が望んでいなければただ負担になるだけです。医療や介護の現場ではよくあることですが、いちど立ち止まって「主語は誰なのか?」ということを考えないと、だれのための支援なのかというところがズレてしまいます。私も時々「本当にこれでいいのか」「本当は間違っているかもしれない」と思うことがあり、「主語は誰?」と自分に問いかけます。私達が自分が良いと思う事を一方的に勧めるのではなく、その人が何を大切にしているのかを理解しようとする姿勢を持ち続けることが大切だと思っています。
また、ケアの対象として忘れてはいけないのは家族です。家族にとって療養中の全てのやりとりが記憶の中に残ります。大切な人の死を受け入れ、その後も生きていかなければならない家族にとって「こんな風にできてよかった」と思えることがあることが必要だと思います。私は癌の末期の母親を10年以上前に自宅で看取りました。食べられなかったのでずっと点滴をしていたのですが、「今日は昼間は点滴しないから抜いて」とか「朝までに点滴終わるようにして」とか娘が看護師であることをいいことに、都合良く私をつかっていました。「あれだけわがまま聞いてあげたんだ」という想いが母の死を受け入れる一助になったと思っています。「もっとこうしてあげたかった」という想いを持ちながら生きていくことは辛いですから。
今、看取りの最中にいるご家庭があり、私の今の思いをまとめてみようと思い今日はこんなブログになりました。
写真は三男と一緒にみた今年初の花火です。



東海地方も本日梅雨入りしました。5月は真夏の様な暑い日もありましたが、梅雨が明けたら本格的に暑い日になりそうです。毎年暑さが厳しくなっていく感じがするので熱中症には注意したいです。梅雨入りしてすぐですが、我が家の三男は中津川に課外学習に行きます。たぶん雨の中の活動になりそうです。長男の時は私達と同じ2泊3日でしたが、次男の時はコロナで中止、今回三男は1泊2日です。中津川と言えばカレーライスですが、飯ごう炊さんでご飯は炊くもののカレーは作らないらしいです。スケジュールの関係でしょうか。包丁を使って野菜を切る、熱い鍋に入ったカレーを混ぜるなどはしないことになりますが、友人らと過ごせる2日間に期待感を持って過ごしています。それとは反対に、先週の運動会では「やだな~」と何日も言っていました。それでも、周りの子と比べて小さい身体で一生懸命ソーラン節を披露する姿からは、暑い中の練習でよく頑張ってきたんだなということがわかりました。
今週末には「世界ALSデーINnagoya」が長久手のモリコロパークであります。訪問看護ステーションよつばの利用者さんの中にはALSの方が何人かみえます。YouTubeでライブ中継をみることもできますが、実際にモリコロパークまで行かれる方もみえます。介護タクシーを使われたり公共交通機関を使われたりします。よつばのスタッフもボランティアで同行します。私は当日、訪問にまわる予定なので参加しませんが、数年前に参加させていただきました。このイベントは通称「ゴロン」と言われていて、イベントの最後にみんなで「ゴロン」します。数分間寝そべって身動きしないのです。身動きしないこの数分間は身体が動かせないってどんな感じ?ということを体感します。寝そべっただけでは身動きできない方々の生活や気持ちまで分かりきることはできません。いつもALSの方と関わっている中で、なぜその方法を選択するのか、なぜそうして欲しいのか、そうしたいのかなど分からないことも多くあります。なので私はよく、なぜその順番なのか、なぜそうして欲しいのかなどの理由をご本人に尋ねます。理由がわかると「そういう考えをもっているんだ」とか「なるほどね」と思います。わかろうとする気持ちや姿勢を持つことが「寄り添う」ことかなと思っています。自分の価値観や考えで動いてしまおうとせずに、「ゴロン」してみる気持ちを大切にしたいです。当日雨の予報も出ていますが、多くの方が参加して「ALS」の方々がどんな感じかなって見て感じてもらえる機会になればいいなと思っています。
写真は、次男・三男とのマス釣りです。瀬戸市の釣り堀にて。その場でお刺身、フライ、塩焼きでいただきました。


ゴールデンウイークが明けて、我が家の三男は朝から暗い表情でした。「ゴールデンウイーク終わっちゃった。学校行きたくないな。」と。まあ、想定内でした。連休中は好き勝手していましたから。例年は伊勢の方まで魚釣りに行くのですが、今年は先月だいぶ子ども達にお金を使ったこともあり、「今年のゴールデンウイークはお出かけ無し」と宣言し私は仕事、子ども達は家で毎日過ごしました。毎日仕事に出ましたが、道が空いているので移動のストレスが無く平日より楽でした。仕事は行くけれど、パソコンを家に持ち帰って仕事をするのはお休みしようと決めていたので、仕事後は家でゆっくりしました。4月から始まったドラマをいくつかまとめて見たり、子ども達とトランプしたり、好きなおつまみを作ってお酒飲んでゆっくりしたり。サウナやマッサージにも行きました。4月が忙しくて後半は毎日栄養ドリンクを飲んでいました。そんなの飲んでも疲労は溜まり、入浴しながら浴槽内で寝る、ご飯食べたら着替えもせずソファで朝まで寝るなど、ゆっくり休まなかったせいか肩に岩が乗ったように重くて念願のマッサージでした。なかなかの強さで「痛ーい!」と言いながら我慢の50分マッサージでしたが、めちゃめちゃ肩が軽くなってやみつきになりそうです。
ゴールデンウイークが明けて今日からコロナが5類に移行しました。政府が一律に感染対策を求めるのではなく、個人や事業者の判断に委ねられます。コロナ禍で事業を開始した訪問看護ステーションよつばですが、開設3ヶ月目でスタッフ全員が濃厚接触者に特定され休業を余儀なくされたり、スタッフやその家族、また利用者さんもコロナ陽性になったりして業務に支障が出ることも多々ありました。そうでない時も神経を尖らせ、感染しないように、知らないうちに感染させないように感染防止対策を定着させ、スタッフが感染の不安があれば早期に申し出ができるように気を配り、様々な対応をしてきました。なんとか乗り切った3年ですが、学んだり経験できたことも多かったと思います。他の訪問看護ステーションから助けてもらうこともあったし、企業様から防護具などの寄付も多く頂き応援していただきました。5類になってもコロナが無くなるわけではないので、感染状況に合わせた対策をとりつつ「自分らしくいききる人生を生活の場で支える」(よつばの理念)ことに邁進していきたいと思います。「自分らしくいききる人生を生活の場で支える」ってどんなことか。
私がお手本にしている訪問看護の先輩の言葉をお借りして紹介します。

『先を見越して
状態維持が出来るケア
変調を予想して防御出来るケア
丁寧に繰返し説明して納得を生み出すケア
痒い所に手が届くケア
次に来る予定の支援まで守れるケア
こられをして見せて
諦めないで闘病生活に耐え得るようになってくれる』

私達の仕事はすぐにどうこうできることもありますが、ほとんどは地道な作業です。ですが、それが「諦めない闘病生活」につながっていくのだと思っています。